
母の茶道友達と一緒に大磯へ建築散歩。母もですが、茶道をされている方々は、建築・書道・絵画・陶芸などの知識が多少なりとも必要で興味があります。
①吉田茂邸宅
原因ははっきりしていませんが、一度焼失して再建されています。和風建築で数寄屋造りを独自に近代化した昭和の建築家吉田五十八氏の設計です。
玄関入ってすぐ脇の応接室は舟底天井で、照明はアール・デコ調。ライトはアール・デコ様式で建てられた旧朝香宮邸にあったライトを気に入って造らせたものとのこと。
数寄屋造りの茶室などに多い舟底天井にアール・デコ調のライトはそれなりにマッチしています。
2階は、吉田茂が過ごしたプライベートな空間。掘りごたつの脇にある黒電話は、受話器をあげるとすぐに官邸に繋がるようになっていたとのことです。
この掘りごたつに座り、景色を眺めると、遠くに富士山が見えます。榎の木が邪魔して見えなかったのを水平に伐採されたとか。榎の木と聞くと、玉蟲を思い出します。
舟型の浴槽で、シャワーを浴びれるようになっていました。舟大工が造ったであろう浴槽とのこと。
当事務所で手がけたお施主様の家を施工した職人さんは木の舟も依頼されて造っていますから、建築大工でもノウハウがあれば造れます。
銀の間、金の間があり、銀の間は天井に銀が貼ってあります。(現在はレプリカ)吉田茂が愛用した山桜紋がマッチ箱に描かれていました。
来賓を迎える部屋は、豪華絢爛。壁のレザーは子羊の皮が使用されていたそうです。(現在は人合皮)
木からチリチリという鳴き声が聞こえたと思ったらモズが居ました。
庭も広く、少し丘を登ると、海も見えて、園内には梅が見頃を迎えていました。
湘南の海を眺めるのは久しぶりです。神奈川に住んでいた頃は、このあたりも仕事で良く来ていたので、懐かしい。
今でも、大宮から大磯までは、湘南新宿ラインか東京上野ラインで一本で行き来出来るので、都内に仕事に行くよりは乗り換えがないぶん、楽です。
今日はどこからでも富士山が見えるような、良いお天気。
②大磯迎賓館 国登録有形文化財
大磯迎賓館の中にあるレストランでランチをいただきました。外壁は南京下見板張りです。洋風の佇まいが、このあたりの景色と調和しています。
こちらは、迎賓館からすぐそばにある大磯駅。内装は白い塗装で、洋風です。
レストランのなかに、大きなピザ窯があり、オープンキッチンになっています。
シラスとアオサのピザ・マルゲリータを、皆でシェアしていただきます。
カジキのトマトパスタは6人分を取り分けてくださり、出て来ました。
魚かお肉か選べます。魚にしたところ、メカジキのムニエルが出て来ました。今が旬のメカジキ、とっても美味しくいただきました。
デザートは、なんとサプライズ!
母のお友達が、前もってお誕生日のことをレストランに伝えてくださっていました。
私の誕生日は24日ですので、少し早めですが、この歳になっても嬉しいもんです。
ありがとうございました!!
大磯ウォーキングなので、他、文化財になっている建物も見て来ましたので、また後日。