高崎市吉井町 住宅勉強会と牛伏山歩き
2024年 11月 10日
見学会を兼ねた勉強会に同じ県内で設計事務所を主宰している友達にMちゃんに誘って頂いて行って来ました。
OMの第一人者である丸谷先生のご講義で温熱環境のお話。同業の方々のなかに母もまぜて頂くことに。
一緒に行きたいと言う母は住まいのことには興味津々で、私以上に熱心に話を聞いていたりしていました。丸谷先生よりも母のほうが3歳くらい歳上ですが同世代。
熱心に質問する母にわかりやすく丁寧に説明してくださる丸谷先生です。
ありがとうございます。
大屋根で平屋建てに見える外観ですが、リビングから階段を上がる2階建てとなっています。招き屋根で、吹き抜けを作る事により熱効率を上げる作りとなっています。
OMのメリットやデメリット、外壁や内壁の仕様とした珪藻土などについてもお話されていて、とても勉強になりました。
チークの床材などは綺麗に磨かれて居たり、家主の方は愛着を持って丁寧に暮らされて居たことがわかります。築30年とは思えないような綺麗な状態でした。
水まわりが一箇所にまとまっていて、終の住処を見据えた暮らしやすい間取り。
玄関には山好きだった家主がすぐに山道具を取り出して山歩きに出かけられるように大容量の山道具収納のための造り付け家具が備え付けられていて、それだけでも母と私にとっては魅力的な家となっていました。
私も住宅の設計する際には、個々のお施主さんが愛着を持って住んで頂けるように、色々と質問したり時間をかけてお話を伺ったり、ご希望を叶えるのに色々と勉強したり調べたりしますが、丁寧に住んで頂けるとやはり嬉しいものです。
勉強会の家の近くに群馬百名山牛伏山があることがわかったので、午前中は牛伏山を歩いて来ました。
万葉集で多胡嶺と詠まれた山で牛が伏せたような形状をしている山なので牛伏山の名がついたそうです。
牛の像は山頂に元々あった多胡石の原石を削って作製されたそうです。
同業のMちゃんも、元々山歩きしていますから一緒に歩きます。平和の鐘をつくMちゃん。
小さな社で社の蛙股の手書き文字が可愛い。
狭い林道を通り七合目あたりまで車で来られることができるので、ここに車を停めて山行しました。
頂上までも行けますが、開門は9時から。登山目的の方は一合目の赤谷公園そばの牛伏山登山口から登って来ます。
午後の勉強会に間に合わせるために七合目から登りましたが、殆どがアスファルト道を歩くことに。
登り始めたのが7:30で早かったのか?登りは誰にも会わず、私達3人だけ。気温は5℃で低めですが、急登なので歩いているうちに暑くなります。
山頂からは吉井町の街並みと遠方には雪化粧をした谷川岳や巻機山を眺めることが出来ました。
くだりは続々と地元の方もあがって来られて賑やかに。
登山口まで着いて、母は七合目に停めた車まで車道を歩くのは無理というのでMちゃんに付き合ってもらって登り返す。
時計周りに歩いて来たので、あと半周。
ですが、さすがに車道を歩くのではなく、元々歩く予定だった登山道へ入りましたら、どこまでも続く急登の階段が待っていました…。
尾根がたくさんあって分岐もあちこちにしているので、道に迷わないようにしっかり地図を見て歩く。
間違えて谷に行ってしまうと、そこは滑落の危険性があるので要注意です。
相変わらず、こちらのルートは人が居ません。
ですが、野鳥の声と木々がそよぐ音が気持ち良い山歩き。
山頂近くの脇道から逸れて駐車場へ。
歩いていると、木をコツコツ叩く音かあちらこちらから聞こえて来ました。
見上げると、コゲラ(キツツキ科)らしき姿あり。
Mちゃんのコンパクトカメラで撮ってもらいましたら、やっぱりコゲラでした。駐車場まで登り返した甲斐がありました。
車まで行き、林道を下って母を登山口でピックアップ。母は待つ間、地元の方々と話していて、牛伏山は高い山を登れない冬の間、地元の山岳会の方々とか訓練に登る山だとお聞きしたそう。
母は10,000歩、Mちゃんと私は17,000歩、歩きました。
午後からの勉強会前に吉井町でキッチンカーで身体にやさしい具材でパンを販売しているパン屋さんの情報を得て、買いに行って、車中ランチ。
地元の方も沢山いらっしゃっているようで、殆どが売れてしまっていましたが、鯖とブロッコリーのサンドウィッチを購入。
国産の小麦で作られたバンズは適度な弾力もあって美味しい。
お天気にも恵まれて、楽しい一日でした。
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小林輝子建築デザイン 五感に響く空間づくり
by atelier-kirara
| 2024-11-10 18:18
| 旅・建築のことなど
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