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住宅探訪

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女性建築家林雅子さん設計の住宅を先輩にお声かけて頂いて、拝見してきました。
四本の柱で支えられたシンプルな構造で床面は逆梁。柱や梁型を上手く隠すようなディテール。
細部まで気を使ったデザイン。
とても勉強になりました。
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今は、省エネに対応する気密性の問題もあって使われなくなってきたジャロジー窓を換気窓として使ってありました。
開閉窓ですが桟が無いのでスッキリみえます。

柱や壁など無駄なものは一切使わない(構造的に意味がないものは付けない)というポリシーが伺えるシンプルでミニマムな設計となっています。
この家に暮らすご家族もまたミニマムな暮らしが出来る方だったのかと思います。キッチンなど必要な収納は造作でしっかり作り込んでありました。

建具の鴨居や長押、柱の寸法、欄間の高さが全て揃っています。構造体は鉄筋コンクリートラーメン構造なので非構造である外壁の天井部分や間仕切りの欄間全てが光を取り込めるようにガラスが嵌め込まれていました。
延べ床で20坪程度です。6畳二間、キッチン4畳(造作家具から配膳が出来る形式)、ダイニングリビング14畳で南面の大開口サッシは桟が細い障子が入って居ました。
見付け面をなるべく細く壁と一体に見えるようなデザインに仕上がっているので、すっきりした印象。
躯体部分は防水塗料がかけられていたのて最近メンテナンスしたのかな、という印象を受けました。

林雅子さんは「林・山田・中原設計同人」という女性建築家三名で戦後設立された事務所のおひとり。
故山田初江先生とは20年くらい前になりますが、ご一緒に食事をさせていただく機会があり『女性はこの業界まだまだ少ないの。貴方、しっかり頑張るのよ❗️』と優しくハッパをかけて頂いたのを思い出します。
バイタリティ溢れた素敵な先生でした。

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洋光台団地群を勉強仲間と見学しながら帰路に着きました。街歩きや建築めぐりを普段からなさっている三浦さんの解説つき。埼玉・東京で主に住宅設計を手がける建築設計事務所を主宰するお仲間で10名くらい居ますが、この日は三浦さんとみかさん、わたしの3名。

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築50年の洋光台団地は建築家隈研吾氏&佐藤可士和氏がアップデートしたUR都市機構の団地です。
室外機を木材で覆っているのが写真からもわかります。
雨樋を落とすところは、適当につけたのではなく新築からきちんと計画されていたようです。

アーケードにかかっている鉄骨の屋根が面白い。
このアーケードは既存は一層でしたが、二層にリニューアルされています。
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軒裏は木繊板(木毛セメント板・木質系セメント板)という事がわかります。この上に漆喰とかの塗装もできますが、むき出しです。
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セメント板自体に重量があるので、鉄骨が骨組みです。
事前情報が無かったので、URの団地で見たところ築後50年は経ってるかも知れないね。と話していたところ正解でした。
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洋光台駅に戻ってきて、お茶して帰りました。

林雅子さん設計の住宅見学会は仕事関係でご一緒している先輩にお声かけいただきましたが、事務局側に当日はいらっしゃいました。
内部でも大量に残っている設計図やスケッチを主催者側の方が丁寧に説明してくださったので、とても有意義な時間を過ごす事ができました。
ありがとうございます。

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小林輝子建築デザイン 五感に響く空間づくり


by atelier-kirara | 2024-10-27 20:34 | 旅・建築のことなど | Comments(0)

日々の暮らしや建築のことを書いています。お付き合いいただければ幸いです。


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