日本百名山 越後駒ヶ岳 避難小屋駒の小屋
2024年 10月 15日
【一度は観たい豪雪に耐える避難小屋】
日本百名山 越後駒ヶ岳に母と仕事をご一緒しているKさんと山行してきました。
以前より、行きたかった山頂そばにある駒の小屋。ここは避難小屋となりますが、管理人さんが登山シーズンは常駐されています。
豪雪地帯で風の吹上もあることから、軒を出さないで、すが漏りもしないように屋根形状が工夫されています。
そして、越後駒ヶ岳を背景に佇む可愛らしい小屋。
山頂から見下ろしても、どこから見ても絵になる小屋です。
雪降る季節は2階から入ります。
梯子を登ってみました!
良い眺め〜。
定員は30名〜40名との事ですが、30名でめいいっぱいな感じです。避難小屋なので、宿泊拒否は基本的には出来ません。
管理人さんのお話では、夏は前庭にブルーシートを敷いて毛布と寝袋に包まって泊まってもらったこともあるとか。
夜は寝袋から顔を出すと、星が目の前に見ることが出来るという事ですね。
連休中日は、避難小屋に25名。テントは15張りくらいだったと思います。
滝雲スポット①②
バラエティ番組で報道されたばかりなので、滝雲を観に来られた観光の方や一眼レフを抱えた方が沢山居ました。
ここからは、越後駒ヶ岳へ向かう登山者しか見ることが出来ない雲海です。
細尾根で直下は両側が谷です。滝雲の反対側は雲海。
滝雲や雲海を下に見ながら、アップダウンを繰り返し徐々に高度をあげていきます。
上州武尊山の時は置いて行かれましたが、今回は合わせて歩いてくださっているのと15kgの装備なので、テント泊の訓練になると言っていました。
母は後ろからゆっくり歩いてきます。
完全に日が登る頃は、この季節でも暑い!雲は黙々と湧いてきています。
遠くに、越後駒ヶ岳が見えます。
まだまだ道のりは長い。山の上は紅葉してそうです。
母、途中で休む。
行程が長いのと青空で気温が高く、休憩を取りながら。
枝折峠登山口から4時間歩いたところで岩場の急登りになり、駒の小屋までは残り2時間。すれ違う方々から、避難小屋は前日30名宿泊で廊下にも寝てる人がいたとの事で早く行ったほうが良いとのこと。
そこで、Kさんに場所取りしてしていただくのに先に行ってもらいました。
1時間も早く着いたKさんは、しっかり一階のコーナーを押さえてくださっていました。
午後になると続々と登山者の方が。荒沢岳から縦走して来られた方も結構居ました。
母は父と百名山登りをしている時に、越後駒ヶ岳は登っているので小屋で待ってるわ。と言うので、Kさんと登る。
ご家族からソロでの山行は心配されているそうで、私と母のペアと出かけると言うと安心なさるそうです。
息子さんとテント担いで登ることもあるそうです。
頂上には剣と鏡を持った方がいらっしゃいます。
実は、車中で着替える際に上着を忘れたことに気付いて、下山後に着るはずでした剱岳のTシャツで過ごすことに。
駐車場は連休中日とあって前日の午後5時には満車になり、翌朝は駐車場の入口や路肩に駐車している車がたくさん。
なんとか停車出来たので、母が買ってきたお弁当を食べながら車中泊。翌朝は柿の葉寿司を食べて出発してきたのでした。
駒の小屋では管理人さん常駐期間に缶ビールと山バッチのみしか売られていません。水場は小屋から急登降って5分のところに水汲みに行きます。
少し薄暗くなってから、管理人さんが越後駒ヶ岳に登って行かれました。15日が小屋閉めなので、雪降る前に頂上にある剣と鏡を回収してくるそうです。
お夕飯はらーめんにピラフご飯。翌朝は舞茸スープにハヤシメシデミグラス。インスタントも進化して美味しい。
夜から明け方にかけて気温が一桁まで下がるので、冷えた身体に温かい食事がありがたい。
今日は夜明けが綺麗だと管理人さん。母と一緒にお写真に入ってくださいました。
管理人さんは、八海山から縦走してくることもあるそう。
気さくで、お話好きなので、色々と教えてくださって楽しく過ごしました。
下山時には、交代の管理人さんが登って来られました。70歳代との事!母の年齢を聞いて驚いていらっしゃいましたが、まだまだ自分も頑張らないとと仰っていました。
小屋では荒沢岳から縦走してきた方々と山の話で楽しい時間を過ごしました。
帰りも途中からKさんは30分早くに、登山口駐車場に到着。
途中、お水が足りなくなっていた方にお水を分けて、ご自身の分の水を切らせてしまったKさんに私が持っていたお水を分けました。
昨年あたりは、今の季節にこんなに暑いはずはなかったのですが。
水もかなり消費したと思います。
下山して無事に帰って来られたことで、ホッとしました。
by atelier-kirara
| 2024-10-15 19:48
| 登山
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