台風10号の影響で昨日は高齢者避難指示が出されましたが、我が家は敷地が接道から1.5mの高低差があるので、浸水することもないことから母を残して仕事に出かけました。出かけ先で母から「埼玉県に安全確保の勧告が出たみたい」とのメールが届いて居ました。
住宅の相談を受けながら、お引き渡しをさせて頂いた施主さん宅も気掛かりでしたが、大開口部には雨戸を設置しておいて良かったと思いました。
母からは、我が家のようなスチール製の雨戸よりも昔ながらの雨戸の方が良いと言われて、その理由が木製雨戸のほうが築年数が経っても高齢の母の握力でも閉めることが出来るとのこと。
我が家は建ててから50年近く経ちますが、雨戸のリフォームはしていませんからスチールが熱で変形したりして開閉が大変なのです。
母の実家は築150年経っても、それほど力をかけなくても木製雨戸の開閉は可能。
妹の家は自動シャッターですが、築10年で開閉不良でメンテナンスしましたが、また開かなくなり手動で上げているとのこと。
いずれにしても、これから毎年のように災害級の風雨が発生することを考えると屋根の構造や開口部の作りなどを考えて計画しなければいけないと思いました。
雨戸には通風が取れるものもあります。
1枚目、2枚目の写真とも施主さん宅ですが、1枚目の雨戸には通風が取れるように「無双扉」が入っています。建具職人さんの自信作です。
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小林輝子建築デザイン