◆薬師沢登山口(折立)〜太郎平小屋〜黒部五郎岳〜黒部五郎小屋〜雲ノ平山荘〜日本庭園〜水晶岳〜鷲羽岳〜黒部源流〜三俣山荘〜三俣蓮華岳〜双六岳〜鏡平山荘〜新穂高登山口(新穂高温泉)
1週間山に行きます!と半年前から仕事関係者や施主さんにお伝えして行かせていただきました。
早い夏休みですが年々、山の上は雪解けが早く高山植物の時期も2週間くらい前倒しになっています。
いつもは車で行きますが、前日までの仕事などで夜行バスにしました。『毎日アルペン号 竹橋発〜折立登山口』
母と山歩きをはじめたキッカケは、母が高山植物を見るためのお付き合い。子供の頃などは白馬を歩いたりしていたそうですが、断片的な記憶しかないので観るもの全てが新鮮です。
朝の6:30スタート
薬師沢登山口【折立登山口】から歩き始めます。
思っていたよりも歩きやすい登山道ですが、バスの運転士さんからは熊にザックとか取られたらそのまま、プレゼントしてきてくださいね!絶対に取り戻してはダメですよ。
と言われました。
昨年から熊が増えている情報を事前にキャッチしていたので環境庁勤めの友達の助言もあって熊スプレー持参してきました。
前日の雨と朝露で草花や地面が湿って居ます。植物は水を含んで生き生きとしている様子。
急登の道を歩いて840m⇨1890mまで標高を上げて三角点に辿り着きます。この日の気温はここで13度くらい。
イワイチョウ
ヤマハハコ
ネバリノギラン
アキノキリンソウ
霧が出ていますが雨は降っていませんでした。霧でも体などは慣れてしまうのでザックカバーやレインウェアを着て行動します。
2190mの地点で雪解け水がたまったのか?池塘なのか?水たまりが点在していました。
途中、大きなホシガラスが二羽。
何かを捕まえて飛んでいきました。
これまで北アルプスではホシガラスを見たことがありませんでした。
チングルマの花が終わったあとの髭のおじさん。
イワオトギリ
6時間(休憩56分)で2300mの太郎平小屋に到着。
後半から私がいつものペースでは歩けずに休みながら歩きましたが、母は全く問題なさそうに歩いていました。
お夕食はハンバーグに煮物、魚のお刺身昆布締め。
歩いてきた体には塩気のあるお味噌汁が美味しく感じました。
食事時に富山県警察山岳救助隊の方が、山小屋の方を背負って救助の方法をレクチャーしてくださいました。
今回は母がカラビナとハーネスを持ってきていました。翌日のお天気情報も山小屋でチェックして山行計画を練り直します。
翌日の朝食は抜きで、お弁当を作ってもらいました。
午前4:42に出発。
お弁当はお酢の効いたちらし寿司が笹に包まれていてとても美味しく頂きました。
これは山友さんが前の日の昼食で頂いたタローらーめん。
ギョウジャニンニク入りです。
つづく