お引き渡しから9年目
2024年 03月 16日

建築写真家の輿水さんと石巻市のお施主さんの家の撮影に行く際に立ち寄った大川小学校沿いの北上川河口域の港。
普段は穏やかな湾ですが、東日本大震災では多くの犠牲者を出しました。震災から13年経ちます。
お引き渡しから9年が経つので、この春に点検に行く予定です。先に埼玉のお施主さん宅の10年点検は終わりました。
お施主さんのお人柄や地域でのご活動もあって、多くの方々が訪ねて来られるお宅。
お料理上手な奥様の為のダイニングキッチンは、ご主人様やそれぞれに家庭を持つお子様方ご家族にとっても居心地の良い空間になるように計画しています。
外まわりは、サイディング張りだったものを外断熱を加えて下見板張りにしました。前の記事にも取り上げていますので、読まれた方もいらっしゃると思います。
5年経過した時点で点検していますので、写真で下見板の経年変化がわかると思います。
木の肌が、少しずつ茶系からグレイ系に変化します。
外壁の写真は塗装は全くしておりませんが、塗装したように見えますね。自然の成せる変化です。
来月は、定期検診で三橋先生のいらっしゃる郡山市の病院へ行った後、その足で石巻へ。
翌日、別件の仕事があるため車で日帰りします。
三陸大工の七七夫さんや国宝や文化財の修復を手掛ける建具職人の高橋さん方の職人さんたちの力添えもあって、こうした建物の再生が可能になります。
建築当初の建主さんや造り手の職人さん達が想いを込めて作り上げた建物が大切に愛されて受け継がれますように。
このお仕事をお受けした時に少し体調を崩されていたように見えたお施主さんは生活にハリが出てとても元気に暮らしていらっしゃる事を知って、ご縁が頂けて本当に良かったと思いました。
点検を棟梁の七七夫さんと行いますので、連絡すると…
ちょっと電話の声が遠いようで、メッセージにも入れて予定合わせをしました。
お元気そうな声が電話口から聞こえて何よりでした。
一から創り上げるのも建築士の仕事ですが、保存、再生、活用する事を考えて計画することも建築士の仕事です。
歴史的建築物の保存は、ヘリテージマネージャーという資格があります。私はこちらの資格も保持していますが古民家鑑定士と同じく実務で役立てるように、自己研磨の為に勉強会や実務講習に参加しました。
大屋根の家のお施主さんも3年目となります。
今年は暖かくなって若葉が芽吹く頃に伺わせて頂ければと思います。
by atelier-kirara
| 2024-03-16 10:26
| ◆東北W邸リフォーム・補修
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