伊香保温泉 横手館(有形文化財)
2024年 01月 02日

家族で伊香保に来ています。
今年は母の傘寿です。コロナ禍で喜寿のお祝いが先延ばしになっていましたからなにかしなければいけないですね。
昨日の能登半島地震で多くの家屋が損傷、半倒壊、全壊したようです。7階建てのビルが半倒壊したとの情報。
義弟が仕事で行って居ますので、大津波警報が出ていることを知らせようとしましたが連絡が取れず。
心配しましたが、その後、8階に避難して居ると連絡が取れて無事を確認して安堵しました。
多くの方々が被災されて居るようです。
皆様の無事をお祈りします。
木造4階建ての伊香保温泉横手館。(国指定登録有形文化財)
本館西棟・東棟・別館の建物3棟からなる。
本館西館棟(木造4階建て)は各部屋を書院造りを基本としながら、部屋ごとに意匠を凝らした趣のある造り。大正九年に建てられた総檜造りとなっています。
東棟(木造3階建て)は平成22年にリニューアル。柱、天井、障子、欄間など生かしつつ、モダンな雰囲気。木の温もりと広々とした空間。
別館は平成6年全館改装し、鉄筋コンクリート造となっています。
今回は、東棟と別館にお世話になっています。
玄関はコの字(凹部)に配置され東棟から左右に別館、西館と繋がります。屋根は入母屋造鉄板葺きなので、瓦ではなく軽い造りです。
外観は軒裏に化粧垂木。外壁の丸太の附柱は化粧柱。
伊香保温泉の景観に寄与されているとのこと。
内装改装済みの東館は和モダン。
文化財指定とするには造り方も制限されますが、その範囲内で行います。
私が何年か前に取得したヘリテージマネージャーは地域に眠る歴史文化遺産を発見し、保存し・活用し・地域づくりにそれらの建物を活用する技術を持つ者を認定した資格です。
襖だったのを木製建具にし、畳をフローリング敷きにされているでしょうか。洗面台とトイレは付属されていますが、ドライヤーなどの火器の物はありません。
鉄筋コンクリート造の別館のお部屋は、一部屋に洗面、浴室、トイレが付属されて、やはりこちらも和の旅館という佇まい。
木造棟のほうが、部屋の空気もほんわか暖かい感じがしました。
鉄筋コンクリート造は屋根を木造にするなど混構造にも造ることが可能ですが、熱橋部による結露や底冷えしないように断熱施工に注意を払わなければなりません。
水まわりは、竹が使用されていました。
竹は茶室では水屋の簀子にも使われます。水場て使う材料としては耐水性もあり適しています。モウソウチクは曲げや圧縮強度にも優れます。竹は土壁を造る際の下地材(小舞)にも使用されますね!
昔、ゼネコンで施設の設計を担当した際に竹フローリングを入れたことがあります。今でも時々使用するのが、竹のVレール。真鍮も使いますが、建具の滑りは良いです。
廊下に置いてあったオブジェ?エアレーションが設置されていたので金魚かメダカが飼われていると思いましたが、何も居ませんでした。
エアレーションかけておくと、ボウフラなどの虫が繁殖しません。そうした工夫かもしれませんね。
午前中の気温はマイナス5度!!
冷えますね。3人の姪と歩いてすぐそばにある石段街へ。
お詣りして帰ってきました。
伊香保温泉も一部が土砂災害警戒区域となっています。地滑りや擁壁の崩壊などに注意が必要ですが、新たに建てる場合にはなるべく災害から人命を守るような対策を講じなければなりません。
昨日の地震で、こちらでも揺れは感じました。どこかで大きな地震が発生したのではないかと思いました。
東日本大震災のことが頭をよぎり心配しながらも、旅館ではゆっくりしました。
どこでも起こり得るので、備えが必要です。
あけましておめでとうございます
何年か前のお正月は伊香保で過ごしました。
懐かしいです。
いつも「イイネ」を有難うございます。
こちらにお伺いしてもコメントを残せず読み逃げで失礼しています、ごめんなさい。
今年も宜しくお願いします。 ぶりん
何年か前のお正月は伊香保で過ごしました。
懐かしいです。
いつも「イイネ」を有難うございます。
こちらにお伺いしてもコメントを残せず読み逃げで失礼しています、ごめんなさい。
今年も宜しくお願いします。 ぶりん
1
> ho-joanさん
あけましておめでとうございます。
コメントありがとうございます😊
伊香保でのお正月は、私は初めてでゆっくりしてきました。
何年か前にお泊まりになられたのですね!
温泉街の石段もいい雰囲気ですね。
いつも読んでくださり嬉しいです。読み逃げも歓迎です。
私も楽しく拝読しています♪
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
あけましておめでとうございます。
コメントありがとうございます😊
伊香保でのお正月は、私は初めてでゆっくりしてきました。
何年か前にお泊まりになられたのですね!
温泉街の石段もいい雰囲気ですね。
いつも読んでくださり嬉しいです。読み逃げも歓迎です。
私も楽しく拝読しています♪
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
by atelier-kirara
| 2024-01-02 12:18
| 古民家・伝統建築
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Comments(2)