以前もブログで書いたことがあったかも知れませんが、ご近所にある古民家カフェ【温々 ぬくぬく】
築100年を過ぎた小屋をこのお店のオーナーさんがご自身で時間をかけて改修されました。
開店当初から時々、寛ぎに伺います。
お食事は身体に優しい食材で農家さんが育てたお野菜や天然酵母のパンも売られています。
また珈琲にこだわりのある喫茶でもあります。
お食事以外に珈琲&ケーキもおすすめです。
どこかホッとするような居心地の良さ。
床は大谷石。壁は土壁や漆喰となっています。
棚などは木の素地をそのままにして使っていますね。
家づくりのご計画の際は、建て主にどんなイメージを持たれているのか?をお聞きしますが好みは人それぞれ。
自然素材が持つ力は、人を元気にするようです。
身体を整えるのに効果が得られることがあり、アレルギーや湿疹が治ったなどお施主さんからお聞きするとホッとします。
ですが、自然の物でもアレルギー反応する方は居ますので扱う際には気をつけてください。
母は建材から出る匂いにアレルギーがある為、塗料などの建材には気を遣います。
緑を感じて過ごす住まいにはやはり木がよく合います。
こちらの写真は親戚(従姉であり施主でもあります)の家の壁・天井ですが、内外装とも漆喰と木材で、屋根は板金という造り。やはり肌が弱いのでなるべく無塗装。
お引き渡しをして15年になりますが、自分達の生活スタイルをすっかり確立されて楽しんでいます。
帯をほぐして、織直して壁掛けにしたり。
退職の5年くらい前に家を建てる計画があると相談されて一緒に進めました。
親戚ですから、点検では無くても度々遊びに行って居ます。
歳が離れた従姉なので子供の頃からよく気にかけてくれた姉です。なので気遣いなく。本音が身近で聞ける施主です。
この頃は、伝統木造についてはまだ学び初めの頃なので設計を依頼してくれたことに感謝です。
また私の場合、住宅相談業務も公の機関で行っていることから仕事を受けられる件数が限られます。なので一軒にかける時間や施主との関わり方が濃いと思います。
それが特徴かなとは思います。
相談業務は自身で応募したものではなく、独立時に財団からのお声かけでお引き受けしたものなので、私のこれまでの経験が住まいをつくる方のお役に立てるならと考えて設計の仕事と調整しながら続けています。