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佐倉武家屋敷 県・市の指定文化財

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昨日の続きです。
佐倉市内はかつての城下町の風情が一部残って居ます。
武家屋敷と佐倉順天堂病院を観て歩きました。
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先ずは外壁が漆喰壁のお宅から。
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母屋に取付く形で浴室(五右衛門風呂)や厠(かわや=便所)土間には台所(釜戸)
古い家は水まわりと母屋(居住空間)を離してあります。水まわりは湿気やすく材が傷む為です。近くにあっても浴室などは外に開く開口部が大きいので殆ど外のようですね!
元々水屋は外ですし、通気性を確保するためかと思われます。お庭を眺めながら入れそうな浴室。露天風呂のようで風情あります。
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外壁が漆喰壁でも内部は土壁です。
藁葺き屋根の下地を支えるサス(竹材で垂木のようなもの)が見えます。囲炉裏の炭に燻されて良い色合いになっていますね。
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壁に雨水が跳ね返らないように犬走りが建物まわりを囲み、それに砂利敷の雨水路が良い感じです。
このようにしておくと軒樋は必要ありませんが、敷地にゆとりがあり、ある程度広いことなど条件があります。
これは手間がかかります。ですが、昔の人達は時間をかけて手間をかけたものを自分たちで作っていたということになります。
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お花も各所にさりげなく飾ってあって素敵です。
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このお宅は外壁も土壁。
ここの一軒のみ現存保存で他二軒は一部を移築してきたものという事です。

腰壁までは下見板張りです。
漆喰壁の外壁は上級武士、土壁は中級武士、板張り面積が大きいのは下流武士という目安になります。
漆喰壁は土壁の上に漆喰仕上げをしただけのものですが、そのひと手間が重要だったのです。

建物形状が曲がり屋(L型配置)です。
曲がり屋(まがりや)は、遠野(岩手県)に点在する厩(馬屋)と母屋が一体化したものが知られています。

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材料の違いもありそうですが、写真ではわかりませんね。
細部にわたりおさまりも異なります。
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土壁の断面。
柱間に横材が差してあるのは、貫(ぬき)です。壁の変形に耐えるようになっていますが、強い圧がかかると柱が折れる前に外れるようになって居ます。
竹を割いて編みます(竹小舞)
これら下地の上からその地域の土やスサなどを混ぜて発酵させた泥を塗り込みます(荒壁)
※スサの原料は藁や麻です。
3回程度に分けて塗っていきますが、仕上げに近づくほど目が細やかになっているのが写真でも分かると思います。
漆喰で仕上げる場合は充分に日数をおいてから仕上げます。

なるべくこのブログでは専門用語を使わずに書いていますが、一般の方がわからなそうな用語には解説入れるようにしています。
順天堂病院はまた後日に書きます。



by atelier-kirara | 2022-12-01 18:41 | 古民家・伝統建築 | Comments(0)

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