大倉尾根から塔ノ岳(1491m)へアプローチ。
その山頂にあるのが尊仏山荘。
以前、母を正面から描きましたら機嫌を損ねてしまいましたので、今回は背後から。
到着時は濃霧でなにも見えませんでしたので山荘はスケッチでお許しください。
2階が宿泊部屋で小屋組まで吹抜けて、天井高く気持ちの良い廊下。
登り梁を斜材や金物で外に開かないように留めています。
お布団は敷いてあります。
久しぶりの山小屋泊で、ようやくたどり着いたので着替えてそのままお夕飯まで寝てしまいました。
母に起こされて、雨が上がって来たので外に出て景色を眺めていると『女性の方〜お夕飯ですよ〜』と山小屋のご主人が呼びに来られました。
とっても美味しかったカレーライス。
もう何十年も変わらないメニューとのこと。
翌日の朝食はおでん。
母は完食。私はおでんタネを3種類食べて残してしまいました。前日の不調を少し引きずって大好きなはずのおでん卵も喉を通らず。
それでも食事が美味しいのはありがたく、食べる事が出来ました。『お母さん、元気だねー。娘さんは一緒に登ってるの?』と誰からも言われます。
雨上がり晴れ間が見えたので、丹沢山に向けて出発。
母が毎年でも見たいという丹沢のシロヤシオが見頃。
木道は前日の雨などで湿っているので、足元に気をつけながら歩く。
気をつけながら歩くと小さな花が咲いているのを見つけることができます。
アップダウンはありますが、昨日の道のりからすればだいぶ楽。塔ノ岳から丹沢山まで往復2時間半。
途中、わんちゃん連れの地元の方に会いました。
名前はクマちゃん。(^_^;
ここ丹沢がお散歩コースだそうです。
丹沢のシロヤシオは小ぶりで可愛らしい花
『お母さんだけで丹沢山行ってくるようかなあー。娘さんは宿に居残りかな』と山荘のご主人。私も迷いましたが、景色を楽しみながら歩くうちに体調回復。
尊仏山荘に戻って来ましたら、青空広がる快晴。
珈琲とフルーツケーキをいただいてから出発。
丹沢山系のお水は美味しいですね。
珈琲とフルーツケーキが美味しかった。
後日、秦野育ちの知人に聞きましたらお水が美味しいとのことでした。秦野市の中学生の遠足は、学校から歩いて大倉尾根〜塔ノ岳なのですね!健脚になりそうですね。
丹沢山の百名山バッチはいつも同じ制作会社にお願いされているそう。このバッチを見た山友が製作したという事がわかりました。
デザイナーなのか製作側なのかはわかりません。
バンダナとTシャツは尊仏山荘オリジナル。デザインされているのは塔ノ岳で咲くユリの花。可愛くて購入しました。
釣り仲間のおじさまも、20代の頃は毎週塔ノ岳往復して居たと聞きました。
神奈川は以前居住していたこともあって、来たよー。とわかると周りが色々と教えてくださいます。
尊仏山荘はとてもアットホームな居心地の良い楽しい山小屋でした。
母のお話を聞いてくださった方々、ありがとうございます。
母は、旅行や山に行くと急にお喋りになります。
帰り道も気をつけながら。
足が疲れていますので転びやすかったり、足が攣ったりするものです。
山の天気は変わりやすく、雨雲が手が届きそうな位置に。リンドウやギョウリンソウが咲いています。その先にお花ではなく、枝にしがみつくオオミズアオを発見。孵化仕立てで羽根が開いていませんが、薄緑色の羽根が綺麗ですね。枝にオオルリが止まっているのも見ましたが、野鳥は一眼レフを持っていなければ撮影は難しいです。山歩きは、こうした自然の生き物や草花、景色を見ることが出来ますので良いですね。建築の仕事をしている妹ももう少し子供が大きくなれば一緒に歩きたいと言って居ますので父が山が好きだったように娘達も似るものだと思いました。
満喫の二日間でしたが、これからが登山シーズンです。仕事との兼ね合いになりますが設計業務と建築相談業務。設計はじっくり取り組みたいので、件数は多く取りません。昨年、一昨年にお引渡しをした二軒は施工会社による定期検査。施主さん方から、報告いただいてます。