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リノベーション

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梅雨真っ只中。
蒸し暑く、気温も30℃超え。
この時期の屋根裏は、40℃超。調査は厳しく。
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天井裏の奥には、鉄骨の梁。
築40年〜50年くらいの民家には、よく見られます。
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屋根からの雨漏りはありませんが(下屋部分からの軒裏雨漏り跡は有り)
無筋コンリートの基礎で不同沈下。
一般の木造在来工法で築45年の36坪の家。

壁量計算では、X軸方向の壁が足りないのですが、この時期の建物を評点1になるよう、構造補強するには、間取りにも影響するので、難しいこともあり、0.7以上程度の補修で、住む方が良しとするかどうかです。
もちろん、評点1になるようにするようにも出来なくはないのですが、費用がかかります。
その結果、建て替えたほうが、良いという判断をされる事もあります。
お住まいの家に愛着がどの程度あるかによりますね。


築100年近く経つ古民家では、建築基準法が無い時代のものですから、このような計算にのせて答えを出すのは適切では無いと考えています。
(構造事務所に依頼し、限界耐力で検証してもらってます。別途費用が発生。)
古民家は、梁・柱の径も異なりますし、壁が少ない代わりに、差鴨居というものが各部屋の建具の上にまわっていますから、これが、小屋束や2階の柱を支える構造体の役割を大きく担っています。

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古民家再生、施主さん家の住まい。
再生時は築96年。現在は、100年です。
建具の上の、太い横材が差鴨居。
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新築の家の施主さん家(築12年)ですが、こちらは、伝統工法で作りましたので、木建具が入る鴨居と差鴨居を兼ねています。
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築年数が浅くても、工法によっては、ある場合があります。差鴨居があるか無いかでは、強度も異なりますし、柱間が広ければ、材を受けるだけの太い柱も必要です。

建坪30坪で、耐震補強150万円〜300万程度と一般的にはいわれていますが、これは純粋に補強を目的とした工事部分で、構造体以外のリノベーションもしながらでは、それなりの時間と費用がかかります。

先日の相談会では、マンションリノベーションの相談対応しましたが、マンションは、躯体は共用部分ですので、区分所有者が触れるところではありませんので(開口部などは、規約により、管理組合の許可が必要)
大体が、構造体では無い内部のフルリノベなので、スラブや設備機器などに気を使えば、自由に間取りも触ることができますね。

一戸建ての管理は全てが個人の責任で。
メンテナンスに費用をかけるもかけないのも自分次第。
マンションは、皆んなで管理する部分と個人で管理する部分があります。
共用部分は定期的にメンテナンスされるので、管理費以外に大規模修繕費を積立していますから、否応無しにその費用はかかってきます。

国でも、中古の家のリノベーションをすすめて居ますので、旬の話題で、書いてみました。
ですが、4月から義務付けられた省エネ性能の説明義務化の内容を見ると、どうも、新築にしたほうがお得ですよ!ということを国が勧めているようにしか見えないのは気のせいでしょうか〜。

by atelier-kirara | 2021-07-11 13:27 | 旅・建築のことなど | Comments(0)

日常のこと建築のこと気ままに書いています。気長にお付き合い頂ければ幸いです。アトリエきらら 小林輝子


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