和室と畳
2021年 04月 25日

築庭と茶室。
この写真は、帝国ホテルの中にある東光庵です。
流派に関わらず、お茶が楽しめます。
故、建築家村野藤吾氏の設計。数奇屋設計の名手。私も、資料集を何冊か持って、参考にさせて頂いています。
最近は、自粛で、こうしたところに行き難しくなってしまいましたね。
障子を開けて、畳に座るとい草の香りに癒されます。
どんな大きさ、設えにしても、和室がある家が好きなので、私自身が、和室と畳がない家にはお嫁に行けないかも。と施主さんにお話したことが、あります。
春の柔らかな陽射しを感じながら、畳に横になるのが好きです。
日本家屋には軒が出ていますので、暑さも凌げますし、外に面する建具も傷めることが少ないです。
新築でも古民家再生でも、畳を無くして欲しいというご要望がない限りは、畳のある間はひとつは作ります。
小さなお子さんが居るお家でも、お友達やお孫さんが遊びに来るお家でも、和室があると、人数が居ても、泊まることも出来ますし、何かと便利。
和室のある施主さん家。
新築ですが、炉は切っていません。
照明器具は、村野藤吾氏がデザインしたものを取り入れています。
これは、離れとして設計しています。
民家リノベーション施主さん家。
外に見える長屋門とお庭が借景。
古民家再生施主さん家。
い草の香る本畳。
子世代の家にも和室。
小さなお子さんを寝かせて置けるよう、親御さんが遊びに来て、泊まれるように。
炉のお稽古は終わり。 お炭は、また来年。
これからの季節、この和室が気持ちいいのですが。
母が茶道で使えるように、炉を切ったりして、リフォームしたところ、寝転ぶという事が出来なくなりました。
(苦笑)
ですが、やりたいことをできるようになって喜んでいる様子を見ると、図面引いて、職人さんに造っていただいた甲斐があったったと思えるようになりました。
by atelier-kirara
| 2021-04-25 04:33
| 旅・建築のことなど
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