軒の出
2020年 10月 11日

台風の影響で、行きも帰りも大雨。
打ち合わせ時間だけ雨があがりました。
すっかり、寒くなりましたね!
軒裏の杉板が張られて居ました。
棟梁、綺麗に施工してくださってますね。
私は、軒を出したいタイプの設計者です。雨や雪、夏の強い陽射しから外壁を守ってくれます。
雨の日に軒先から滴る雨は風情がありますし、日本家屋で軒を出すのはそれなりの理由があり、長い年月のなかで育まれた伝統でもあります。
本日は、SECOMの配線工事、外構・建具・家具のお打ち合わせ。施主さん、建設会社の営業さん、現場監督、外構屋さん、家具・建具屋さんと。
特記仕様書などで指定した金物が製造メーカーで次々と廃盤になっていることがわかり、残念です。
金物は、意外にみばえに影響しますからコンシールドドアクローザーが今ある在庫のみと聞いて、のちのメンテナンスを考えると、変更せざるを得ない状況。
堀込金物も廃盤とか。
市場が既製品の建具が多くなったのも影響しているのでしょうか。堀商店は今も昔も安定した品揃え。ドアノブや玄関まわりの金物など真鍮製のものにしていますので、ホリを指定しています。
真鍮は品があり、使い込むほどに経年変化で味わいが出てきます。
框戸は、スプルス。戸はタモ。玄関はピーラー。材種を適宜使い分け。スプルスのサンプルを建具屋さんが持ってきました。
各職方さん達と次々とお打ち合わせ。
施主さんにウォークインクローゼットの天井の仕上げを説明してくださっている現場監督。目透かしの説明をしています。施主さんは勉強熱心です。
毎週1日はお打ち合わせの時間を取っていますが、この時期は決めることが多いですね。
前日に施工会社のカクニシビルダー西村社長がチェックしにこられたとか。定期的に来てくださっていると以前よりお聞きしていたので、ありがたいです。
年内に建物本体は完成させて、暖かい家で年を越していただきたいとは思っていますが、無理はせず、丁寧に仕上げて欲しいという気持ちはあります。
by atelier-kirara
| 2020-10-11 00:09
| 大屋根の家
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