
台風の影響でしょうか。
気温が下がり、寒い日が続きますね。
母と久しぶりに和室で茶道のお稽古をしました。
もう少しで炉開きの時期なのですが、電熱の茶釜【風炉】で練習です。このままでも充分に和室がほんのりあたたまりますが、炭入れすると、とても暖かいのです。
電気製品などの暖房とはまた違ったあたたかさ。
適度な湿度も肌で感じられるようなほんわりとした感じです。
我が家の聚楽壁は、かすれてきていますし、お炭を焚くのでそのうち黒くなると思いますがそれで良いのです。
お茶室は、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」のようなしつらえに侘び錆びの要素がしっくりきます。
母がお点前したのをいただきます。
茶道には和菓子がつきものですが、舟和の芋羊羹にしました。
練り切りをご自宅で作る方もいらっしゃいますね。
私も、帛紗さばきからはじめて…
母からは、お抹茶の泡立て過ぎを注意されました。
表千家は、池に島が浮かんで見える程度の点て具合。
高校1年生の姪は裏千家なので、きめ細やかな泡がお茶碗全体に広がるように点てます。
茶道は、流派が色々とあり、作法がそれぞれに異なりますが、いただく側はお作法よりも、美味しくいただけたという気持ちが残るほうが大切かと思います。
点て方によって、お抹茶の味や香りが変わるような気がします。点てて、お出ししたお抹茶を気軽に味わっていただければ嬉しいです。
私は、お免状取るための練習ですので、母から所作も器や掛軸のこと、着物のこと、書のことなどを学んでいます。