手術は無事終わりました。
手術台からベッドに移される時に目が覚めました。
オペ室を出る時に主治医の先生の顔を見ましたら、胸がすーっと軽くなったことを自覚しました。
不正脈、焼き切れたよー。プレッシャーから解放されたと笑顔の先生。
執刀医は長年、私の心臓を診て頂いている循環器内科の三橋先生です。自治医科大学を定年退職されて、この春から福島の総合病院に移りました。
いつも、仕事とか頑張り過ぎないよーに。と言われて居ましたが、好きな事を仕事にしている私にとっては心配する先生をよそに仕事も趣味も一生懸命してきました。
心室性期外収縮ということから、自覚症状はこれまでなく、大丈夫だと思ってきました。
ですが、昨年辺りから少し疲れるようになったと思っていたところ、検査の結果を見て『これは、アブレーション考えたほうが良いかも知れないよ』と先生から言われ、3ヶ月後に検査の結果を見て『良くないなぁ、24時間ホルダーしてみよう』と言われ、やはりその結果も良くありませんでした。
設計の仕事が一区切りついたら考えようと思ってきましたが、コロナが流行り、自粛になり、先生は退職で病院を移ることになり色々状況が変わりました。
お施主さんの家の引き渡しが順調に済み、各家の5年点検も終わり、福島の病院まで検診に行きました。
不正脈の間隔、出現率が非常に高くなっている事などから、カテーテルアブレーションをしていただく事を決心しました。
針刺しからモニターに映し出される様子を見て居ましたが、心臓内に到達するまでに全く痛みを感じませんでした。
時折、覗き込んで、大丈夫?麻酔効かないね、起きてるね〜。と先生。
病棟担当医の先生や麻酔科の先生、看護士さんは、常に目に入る範囲に居て、大丈夫、頑張りましょうね。と声をかけてくださって。
右心室内にカテーテルが入って動かしているのがわかります。手術台のまわりには4台のモニター、少し離れた所で、2台のPCで画像を映し出すように制御を行なっている技師の方、先生方が見えます。
オペ室は、手術台や電気メス、数台のモニターを含む手術ナビゲーションシステム。MRI装置などが設置されているようでした。
検査から、その流れで手術まで行えるオペ室。
近年、多く採用されているスマート手術室という事でしょうね。
大型病院の改修などをして居た頃は、その時代に合った機材には詳しかったのですが、ご無沙汰なので、興味深く見ていました。
そちらの方に気を取られて、先生の腕も良かった事もあり、痛みもなく麻酔が効かなかったのかも知れませんね。
ですが、焼灼の段階になって、焼き始めたら痛い。
辛かったら声かけて。あと思いっきり泣いて良いからね〜。と言われて居ましたが、涙が出ないほど。
心臓を矢で射抜かれると、こういう痛みが伴うことなのだと実感しました。
鎮静剤を追加してくださったので、酸素マスクも装着されたところまでの記憶で、そのまま眠りました。
意識がしっかりあったので、不正脈も好調出現?だったと思いますし、途中までオペの様子が見られたので、良かったです。
術後、傷口も痛まず、経過は良好。
手術は午前中でしたので、夕方までは体を動かすことができません。
何よりも嬉しいのは、主治医の先生に脈の測りかたを教えてもらい、自分でも脈をきちんと感じることが出来る様になったことです。
今までは、専門医の先生でないと難しい感じでした。
少しずつ、食事も口にできて居ます。
病室に先生が来ましたので、術後顔がくしゃくしゃですが、写真を撮ったので載せます。
コロナが収束しないので、母や妹などは今回は来ませんから、馴染みなのは主治医の先生だけです。不正脈との付き合いも長く、先生は、なんでも相談出来る私にとっては兄みたいな存在です。
病棟担当医の先生方も丁寧に診て下さり、看護士さん方にもとても良くして頂いて快適な入院生活を送っています。
術後、不正脈は全く出ていないよ、良かったー。
と朝か夕方に毎日様子見に来てくださる主治医の先生、ありがたいと思いました。
この機会にカテーテルアブレーションをして頂いて本当に良かったです。
定年後は地域医療で、患者さんを間近に感じて働きたいと仰っていた先生。
総合病院での勤務が通常業務ですが、これまでの経験を生かしながら、地域密着の小さな病院でも週1で外来で行かれています。
そのようなお人柄の先生なので、尊敬してます。
こちらの病院は、上空から眺めるとクロスの形状をしているとのこと。建物の外壁はタイル張り。
場所を転居して、まだ新しい建物ですが、その佇まいは珍しいと思います。ナースステーションを病室が取り囲む形式。経営者の拘りが見えます。
本格的な音楽ホールも併設されていることから、手術当事者でなければ、見て歩きたいところでしたが、今回は大人しくしています。
偶々、知人にご存知の方がいらっしゃって音楽に造詣が深いとお聞きしてます。
調べたところ、設計は日建設計。
施工、外構は鹿島建設
でした。
こうした事は、あまりblogに書かないことなのかも知れませんね。私は建築士ですから建物の事を書きますが、患者目線から病院の様子が伝わると良いなぁと思って、今回書いてみました。
相変わらずの長雨で建築現場は捨てコンを打つ日を調整中です。
心臓も軽くなって、施主さんから、アルフレックスの家具を検討したいとお聞きしたので、配置を考えながら楽しむゆとりも少しずつできるようになりました。