5年点検
2020年 06月 24日

下見板の色が経年変化で良い色合いになっています。
建具や造り付けキッチンなどの確認。
硝子にミヤギノハギを描きましたが、曇り空に良く映えて居ました。
昨年の台風19号の横なぶりの暴風雨の際に、雨が入ったとお聞きして、地元大工のNさんに庇と壁の取り合いを見ていただいて、入った場所を特定しました。
状態を設計者の私、大工のNさん、建具屋の社長の3人で確認。しっかり、補修を行います。
畳の居間続きですが、地域の方々の集まりなどの来訪者やご親戚には、ダイニングのテーブル席が人気で、とても居心地が良いということで、長居されるとお聞きしてホッとしました。
外部も内部も外壁や天井、床、建具は木曽桧、天竜杉なので無塗装です。外部はシルバーグレー化。内部はアメ色に変化。
お庭には猫ちゃん。
猫のみーちゃんも最初はリビングに居ましたが、帰り際まで姿が見えませんでした。
まだ、若い小豆ちゃん。
少し警戒していますネ。
文化財を手がけている畳店の社長高橋さんのところに寄りました。海外の方からの発注もあり、やはり天然い草の感触が安らぎを与えるのでしょうね。
高橋さん考案の本畳。
い草の良い香りがします。
松島佐勘にも草新舎の畳が敷かれて居ますので、泊まる機会がある方は肌触りなど、感じてみてください。
建具店の社長高橋さんと畳店の社長高橋さん。
お二方とも伝統保存会に所属しています。
全国の国宝、重要文化財の修復なども手がけて居ます。
北上川の土手沿いの麦畑。
北上川は、私の好きな川です。
点検後、ご主人と奥さまと、お話をして2時間ほど長居しました。建具屋の社長も自身で搬入した木材が良い状態で嬉しかったそうです。
石巻の建て主さんも志木の建て主さんも木が好きな方々。お引き渡し後に丁寧に暮らしていただいていることがわかりますので、ありがたいと思っています。
色々、前向きに行動されていらっしゃる建て主さんのお話をお聞きして、元気が出ました。
by atelier-kirara
| 2020-06-24 23:27
| 東北W邸リフォーム・補修
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