8年前の今日。
初めて船釣りに行って真鯛が釣れました。
学生時代の長崎では港でしか釣ったことがありませんでしたが、太刀魚やアジなど沢山釣れました。
船釣りもその感覚で行きましたが、釣れたのは48cmの真鯛1匹。
参加経緯は覚えて居ませんが、釣り雑誌社の取材船でした。大原港から沖の方へ出ましたが、潮の流れも速くて当然、船釣り初心者の私は酔ってしまいました。
とにかく、竿は下ろして置いてね。
と言われたところに、根掛かりしたような引きがあったのを船長さんが見ていて、真鯛かかったね!
そのまま頑張って泳がせて引いて!
教えていただきながら、大きな赤い色をした魚が上がりました。私は見た事の無い大きさ。
ビギナーズラックでした。
真鯛1匹でじゅうぶんでしたが、船に乗り合わせたベテランの方々に桜鯛などをいただきました。
家に帰り、お刺身やお吸物、焼き物や押し寿司など色々作り、妹達も呼んで食事をしました。
一番喜んだのは父。
昔から、鯛が好きだと母からも聞いていました。
ですが、父はこの日が家族と一緒に楽しく食事が出来たのが最後でした。
長年ブログを書いて居ますので記録に残してあります。
この日を境に、好きでしたお酒も飲めなくなり、余命3ヶ月の癌告知を受けました。
真鯛釣の船で、悪天候のなか真鯛が釣れたのはこの1匹です。父のために、真鯛がかかってくれた偶然。
めぐり合わせに感謝しています。
船釣りは、しばらくご無沙汰ですが、
自粛前にひとりで港に行き、釣りをしてきました。
釣れなくても、あたたかい陽射しを浴びて、水面を見つめて何も考えない時間がただ過ぎていくことにも幸せを感じます。
もう、そういう思いと同時に8年の歳月が経過したことを実感しました。
設計のお仕事は自宅で今までと変わらずにして居ますが、相談業務のお仕事も在宅ワークになりそうです。
震災時の派遣や建築紛争処理の業務だけは在宅というわけにはいきませんが、人が「暮らし」をやめない限りはなくならないお仕事です。
少し出来た時間を利用して英語の学習などもしています。相談業務にも必要性を感じています。
ネーティブに近い友達の話では、悪気は無くても、日本人の英語は冷たくキツい表現になっている事が多いと言っていました。
文法だけ覚えても、実際に使えるようになるには、やはりそういったことも知っておかなくてはなりませんね。