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ワタシ流 暮らし方 ☆アトリエきらら一級建築士事務所☆ 日常のこと建築のこと気ままに書いています。気長にお付き合い頂ければ幸いです。アトリエきらら 小林輝子

札幌1日目

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札幌に行ってきました。
今年は建築士会の総会が北海道で行われましたが、時期をずらして文化財めぐり。
仕事で行ったことはありますが、全く周りは観られずでしたのではじめてです。
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父の憧れだった北大。
ポプラ並木を歩きたかったと聞いていましたが、田舎から出て来られたのは都内までだったそうです。
5人兄弟で育った末っ子の父は、奨学金で大学に通いました。

北大の中に点在する木造の洋館は当時のままの姿を保存した文化財になっています。
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外壁は西洋下見という張り方になっています。
押縁と言って縦の材で押さえてあるのは日本下見ですが、張り方によって全く見栄えが違いますね。
私も下見板は意匠的にも好きなので、一部に取り入れたりしますが、壁に耐力が出ない為、大概が下地にボードを張ることが多いです。
下見板を腰壁にし、上部は漆喰にすることがあります。
漆喰は雪の降る地域では、汚れたり割れてしまったりするのを防止するために腰壁は木材にすることが多いと思います。
内装でもトイレの壁もそうなっているところがありますね!


煉瓦や石積みの建物も補修しながら、比較的新しい印象です。
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北海道庁旧本庁舎
アメリカ風ネオ・バロック様式の煉瓦造。
使われている煉瓦や石、木材は道庁産とのこと。
歴史ある建築も当時は地元産の素材を使って建てられていることが多いですね。
雪をかぶった姿もとてもよく似合う佇まい。
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遠くからでも石積みで、目立った建物。
木建は全て造作でしょう。バランスの取れた美しい建具です。
最近は、木建で設計するととてもコスト高になるので、減額としてサッシに変更になってしまうのが残念。

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階段とステンドグラス。
玄関入り、正面にあるのでこの建物の見せどころ。

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時計台は北大には移設せず、唯一道庁での管理下にあるとのこと。
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折角なので、時計台の内部も見学。
限られた空間を最大限に使えるような構造で、外周部の柱で支えています。
通し柱に根太掛けをして床を作るというもの。
全てが通し柱のバルーンフレーム工法ですが、日本の伝統木造の古民家でもこのような構造になっていることがあります。
古民家再生させていただいた建て主さんの家が同じ造りでしたから、通し柱に胴まわりに梁を追加。
根太かけし、床を減築しながら、2階の補強をしました。

耐震補強などはされているはずなので、何かしらの補強はされているのでしょう。
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石の重さで時を刻む時計。
電池式では無いので、止まることはないそう。
この方式の時計は日本では3台しかないとのことでした。
そのうちの1台は都内にある立教大学の時計台。
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木質の上げ下げ窓はネジ締り。
写真のは真鍮のようですが、現在でも使うことがあります。実は、これのほうがクレセントよりも便利な点があります。
説明すると長くなるのでしませんが、防犯性が良く戸締りに最適です。しかし、残念ながら建具屋さんに造作してもらう木建にしか使えないことが殆ど。
アルミサッシはクレセントです。
木建で設計した家の鍵はネジ締りにすることがあります。

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予約した飛行機が欠航したことから、1便遅れて遅くなってからの札幌入り。
なので、吹雪くなか、夜の時計台も見てきましたが、昼間とはまた違った雰囲気。
夜は除雪車が何台も出ていましたが、雪国ならではの光景で夜に歩くことが出来て良かったです。
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殆ど午前様に近い時刻で時計台の近くにあったらーめん屋さん。名称は時計台らーめん。
白味噌と赤味噌で、コシがあって美味しくいただきました。夜中にらーめんなんて太ると思いましたが、翌日から徒歩3万歩。
食べたぶんだけ消費したようで、あまり気にしなくても大丈夫でした。地方を訪ねると折角なのでご当地の食材もいただきたいと思うほうなのでいつも食べ過ぎます。

母から、建築の話をし出すとしつこいので、素人にも分かりやすい説明をするか、掘り下げた話は一般の方にはつまらないのでやめなさいと言われています。
木の話は面白いそうですが、母にとっては私のウンチクはつまらないそうです。苦笑
なので、ほどほどに。

今回は、札幌、小樽を観てきました。
また、後日に続きます。

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Commented by touseigama696 at 2020-02-07 22:47
ご無沙汰の北海道ですが
こうして拝見する異国情緒と
明治の残照に独特な空気を感じます
ご母堂さまの仰る通り あなたの
ウンチクについてゆくには
ウィキペディアが必要で
クレセントあたりから調べながらの
拝読でした(笑)
お元気にご活躍の様子何よりです
今年もどうぞよよろしくお願いします
Commented by atelier-kirara at 2020-02-08 01:14
> touseigama696さん
コメントありがとうございます。
今回、札幌&小樽を訪ねる機会に恵まれて、ゆっくりして来ました。
建造物を見て歩くのに相当歩きましたが、リフレッシュになりました。

専門用語をわかりやすく伝える事は大切で心がけて居ますが、忘れてしまい、気付くと誰も話について来ないということがあります^_^;
これからも出来るだけ楽しんで読んでいただけるように精進します。


今年も宜しくお願い致します。
by atelier-kirara | 2020-02-07 04:56 | 旅・建築のことなど | Trackback | Comments(2)