今年初の現場監理。
基礎の状態は良好です。
基礎屋さんが、丁寧です。
年末も、お休みにも関わらず、基礎屋さんの親方が様子見に来てくださっていたそうです。
基礎が綺麗と言われたそうです。
来週から、土台敷きなので、大工さんが入ります。
現場の様子は、設計者である私よりも、元建て主さんである親御さんが毎日見学してくださって居ますので、職人さん達の士気も上がると思います。
建てるという行為は人が関わることなので、メールとかメッセージとかがコミュニケーションの主流になりつつも、建て主さんや設計者の顔を見たり声を聞けたほうが親近感もわきますし、気持ちも伝わると思います。
メッセージでのやり取りが便利と感じることもありますが、好ましい事ではないとも感じています。
親世帯の家はお引き渡しから5年。
文化財を手がける職人さん達の仕事ということや、材料からして違いますので木部も無塗装で5年経た現在でも、デッキも朽ちてなく、良い経年変化具合です。
子世帯は、塗装をかけますので、定期的にメンテナンスをご自身たちでしていただくことになります。
自然系のクリアな塗装であれば一般の方でも楽しく作業できます。私もDIYで作った自作の棚などはオスモなどの塗料を定期的に塗っていましたが、10年目くらいからはかけなくても良いくらいの風合いになりました。
最初の一年目で1度。
翌年からは3年おきくらい。
周りの環境にもよりますが、10年程度でデッキ部分は一部交換ということになるかもしれません。
それでも、樹脂製のデッキ材よりも温もりがありますから設置してみてのメリットは大いにあると思います。
サッシなども、木製のものが良いのですが、コスト的に追いつかない場合は、複合サッシかアルミサッシにしています。
樹脂製のものは木製と同じく結露しないのが利点ですが、劣化が早い。私の実家リフォームで、木製の窓よりも洋間などは樹脂製にしたサッシが、色褪せてパリパリになってきています・・・
消耗品としてみていますので、仕方ないとは思って居ますが5年くらい経過しての感想です。
今月は上棟式もあります。
現場監督さんからは、母家の出来栄えがあり得ないくらいの出来栄えなので、大工さん達も皆、引き締まる思いになるでしょうとのこと。
しっかり作ってくだされば嬉しいです。