建築設計業として
2019年 06月 14日
【仕事部屋から〜我が家の庭〜初夏】
ものを思へば沢の蛍もわが身よりあくがれいづる魂かとぞ見る
和泉式部
源氏蛍が舞う季節。
写真は、窓辺から見えるホタルブクロです。
そろそろ、私の住むあたりでも用水路沿いで観る事が出来ますので、出かけて行ってみたいと思います。
昨日は仕事帰りに1時間ばかり仕事をご一緒させて頂いている方々と。
皆、私よりも歳上なので建設会社の管理建築士や監理技術者としてこれまで長年の経験や実績があるので、私の設計業務にとって役立つ話もあり、とてもありがたいです。
当事務所は意匠設計事務所なので、基本プランから、基本設計、実施設計、現場監理まで建築全体を統括する役割を担って居ますが、当然ながら構造事務所や設備事務所の専門性のある建築士の方々と仕事を連携しています。
大概は意匠事務所で構造検証もしますが、私は木造の場合でも構造設計士の方に入って頂いています。
初期プラン段階では、私自身で検証していますが実際には多くの目でチェックできたほうが安心だという思いからです。
ひとりでは仕事も成立しないというのが私の考え方です。
施工会社や職人さん達との連携、構造や設備設計士の方達との連携。建て主さんとも思いを共有しませんと良いものは作れません。
私は音響工学を専門にする教授のゼミでしたからそれに特化していると思われがちですが、独立するまでにお世話になった建築家の先生は車好きな建て主さんが多かった為、ビルトインガレージの実務経験は音響設計よりも多いと思います。
まだ先になりますが、
今、一軒ご相談が入っているのはビルトインガレージになると思います。
独立してからは、何故か敷地の広い建て主さんが多かったのでしばらくビルトインガレージはして居ませんでした。
車もモデルチェンジで最近では車幅も長さも少し大きめになっている傾向があるので、ビルトインガレージを計画する際は必ずカーディラーのショールームに行きます。
車を見ることは、元々好きなので、どちらかといえば楽しい仕事ですね。
愛猫は、時折、発作は起きますが、あれからだいぶ落ち着いてきて居ますので様子見。
今朝は母を病院に連れてきて居ますので、付き添いの待ち時間にこのブログを更新。
パソコンを持ってきて居ますので、待合室の丸テーブルで、メーカーさんとお打ち合わせしようと思って居ます。
パソコンとスマートフォンさえあれば、外でも仕事ができてしまう時代。
設計の仕事は特に建て主さんとの打ち合わせ以外はどこでも場所を選ばずにできます。
スマートフォンのメッセンジャーには写真や資料も添付できますし、チャットもできますから便利になりましたね。
ですが、大切なこと、大事なことは電話が一番です。文章では気持ちが伝わりませんし、受け止め方も人によっては錯誤が起こりやすいと思います。
メールの時などは充分考えて送りますので、ほぼ、お伝えたいことは正確には伝わると思いますが、メッセンジャーでは繊細な事は伝わり難い気がします。ブログなど色々発信していますので、先進的な考え方だと思われがちですが、設計事務所を本業としていますので、人となりがわかったほうが、はじめてご連絡くださる方にとっては良いと思い営業ツールのひとつとして考えていますので出来る限り毎日書いています。
連絡を取るのが難しいお仕事に就かれている方など物理的に無理な場合を除いて身近な方々とは基本、出来る限り電話で話すか、お会いして話すかを心がけています。
どんなに大変でも、大事なことがあれば連絡を取る、会うことが基本です。
この仕事をしているとそういう場面に相当な頻度で遭遇しますし、それは普段の生活でも言えることかも知れません。
数少ない経験からですが、大切なことは、人と人とのお付き合いは会う頻度によって信頼関係が築けるものだと思っています。
元々、あまり得意なほうでは無いので、大事なお話はお電話かお手紙が良いですね。
by atelier-kirara
| 2019-06-14 09:04
| 仕事諸々
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