古民家の建て主さんの家がドイツの雑誌社が運営されて居るサイトに掲載されました。
ご依頼まで、何年も時間をかけた。
と仰る建て主さんは『再生するか』『建替えするか』で迷っていらっしゃいました。
2つの可能性を、視野に入れながらの計画。
これまでに、色々と建て主さんがご準備して頂いて居たこともあり、イメージづくりがとてもスムーズだったことが記憶に残って居ます。
『とても感が良い。』と仰る奥様は、周りを幸せに出来る方。建築現場も小まめに顔を出してくださった奥様のおかげで職人さんたちも楽しく仕事をすることが出来ました。
ご主人は、家庭菜園や日曜工作、ゴルフや時々、奥様に代わってシチューなどのお料理も作られる器用な方。
元々の職業柄、空間のバランス感覚に優れていらっしゃいました。
本当に仲の良いご夫妻と娘さん達。
建物全体が、増築部分に引っ張られて傾いて居ました。不安定な構造梁を補強しながら、傾きも補正しました。
先ずは、建物の基本性能である構造体からしっかりと治すことが私が設計計画する際のポリシーです。
ここまで再生出来、建て主さんや関わってくださった職人さん達に感謝して居ます。
建坪・総工費
77坪・4600万円