予定より早く着いたので、界隈を散策。
総檜造り4階建ての旅館は昔からの佇まいをそのまま遺し、風情のある散策路。
こちらの旅館は、横手館。
伊香保温泉では、老舗です。
木造の旅館や酒蔵が焼失したニュースも時々聞かれ残念に思うこともあります。
しかし、火災で失う物は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造であっても同じことですが。
躯体は無事でも、その他の部分は無事ではないことが多いものです。
被覆されてない鉄骨であれば、木造よりも危険かもしれません。火事になった際に助かるのは、内装に使用されている建材によるとお話しさせていただいてます。
周りに延焼させないようにしたり、気密性を高める仕様が、一般的ですが、煙や炎があがった際に、空気循環させる方式というのは如何なものかと思ったりもしています。
設計者として、疑問に感じながらも、法基準や性能を取り入れた住宅を設計して居ますが、本来でしたら、建て主が希望されれば、自然の風や四季を感じられる住まいの方が良いのではないかと思ったりして居ます。
漆喰の壁であれば不燃ですが、材料を選ぶ際は予算もあります。造作家具や窓枠など、そのあたりまで気をまわせると良いですね。
そんなことを考えながら、木質感のある旅館の美しい佇まいを堪能。
これは、ハワイ王国だった頃の公師別邸。
民家の佇まい。
少し足をのばすと、おじいちゃんやおばあちゃんが店先に仲良く並んで売られている温泉まんじゅうの店。このあたりの家は、傾斜地にあり、上部は木造。下部は鉄骨の柱で造られて居ます。
温泉まんじゅう発祥の地は、伊香保温泉。
早朝の散策終えて、10時過ぎ頃に、朝食か昼食かと微妙な時間にもつ定食。
こちらのもつ煮は有名なようで、既に並んで居ました。私が食べ終わる頃には、長蛇の列。
女将さんが、シャキシャキしたかたで、滞在時間は1人15分程度。
臭みもなく、柔らかく煮込んだもつ煮を美味しくいただきました。