本日は、朝から冷たい風のなか川越へ。
度々、忘れた頃にお世話になる川越市役所。
建築確認の際などは駐車料は無料になりますが、土日は有料です。
蔵通りは、朝のうちは人通りも少なく。
土曜日とあって、お昼頃にはいつも通りの賑わいになりました。
川越市のこのエリアは行政と商店街の人達とが手をたずさえてまちづくりをしっかりと行ってきた成果が出ています。
景観条例により、植栽や色相、彩度、明度の色合いなど様々なものが定められいます。
文化財になっている蔵の現調です。
遠くには時の鐘。
*古い民家屋敷に現調に伺うと多くの割合で必ずあるお稲荷様。
この家や家族や地を護って居るので必ず心の中で手を合わせます。
現調を行い、平面、立面、矩計図をフリーハンドで描いていき測量野帳をつけます。
『歴史的建造物の修理技術や活用手法、歴史文化遺産を活かしたまちづくりを行う専門家の養成の為の講習』
この講習会では、地元埼玉県の建設会社の方、設計事務所、大手ゼネコン、工務店の方、大学関係者、役所など様々な方々と一緒のチームで行いますので普段では得られない事も勉強になっています。
ペンを握る手もかじかんで立面図の線も震えました‥苦笑
あったか〜い。肉角煮うどん。
冬限定の呉汁うどんもありました。
梁材などは地松。柱や床は杉材が使われていることが埼玉では多く見られます。
当事務所では民家の再生やリフォームで設計前には調査(インスペクション)を行いますが、
県内の古民家の調査をお願いされて入ると地松が使われています。
欅は差鴨居や大黒柱、恵比寿柱に。
やはり、地元で採れる材を使用するのが一般的です。
山に登れば、山小屋はカラマツの丸太で作られているのも多く見かけます。
冷たい風のなかの調査でしたが充実した1日でした。
小林 輝子