撮影
2016年 05月 28日

石巻市に入りました。
先ずは、昨年暮れにお引き渡した建主さんの住まいの撮影から。


この日は雨のち晴れの予報。

先日撮影した古民家よりも軒が浅いぶん、雨掛があるので、下見板や枠周りの色合いがグレーがかってきました。あと10年もすれば、均一した良い色になるはずです。
予報通りのお天気になりました。



奥さまから教わった黒蝋梅(クロロウバイ)
居間を通して見えるのは、長屋門。
建主さんから、玄関と門の位置は揃っていてはいけないことを教えていただきました。
揃えるのはお寺さんだということで、民家と区別されるようです。
石巻市では、長屋門があったり、玄昌石で葺いた屋根の民家を多く見かけます。長屋門は左右が部屋になっていて、昔は女中部屋や保管庫に使われていたものです。
農具やお雛様を保管したり、用途は様々。欄間には家紋が設えてあります。

井戸のそばで、日向ぼっこをしているミィちゃんも発見。



地元産の苺はとても甘みが強くて大粒。
奧様は大きな鍋でジャム作り。いただいたら、美味しくて苺自体の甘味が口の中に広がりました。
こちらの建主さんのお宅ではシンクとコンロの高さを変えたのは、奥さま、お嫁さん、お孫さんの身長の差がありますので、どの世代でも負担なく使えるように。

洋にも和にも合う色合い。
長さがあるのに撓まないのは、材料に秘密があります。

母によると、子供の頃から女川の旅館に泊まったり、妹が東北の大学に進学したりと何かとご縁がある東北。
楽しく、ゆったりとした時間が流れます。


by atelier-kirara
| 2016-05-28 03:57
| 東北W邸リフォーム・補修
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