
県内で設計事務所を開設しているお仲間と、登録有形文化財遠山記念館(埼玉県比企郡川島町)の建具などの補修をしている高橋さんと木の勉強と建具の勉強に来ました。


高橋さんは当事務所で先日お引き渡しを終えた古民家改修のお施主さんの家を施工していただいた建具店兼工務店の社長です。
建具に戸車の文化は意外にも古く、こちらでも使われていたそうです。長年の間に動きが悪くなったりしてきましたので、直して動きが良くなったとの事。
皆の前で、軽く動くようになった建具がどういう仕組みになっているのかを説明してくださってます。
雨戸のサルとネコの説明。お施主さんの住まいにもこちらと同じような板戸を入れました。こうして説明を受けていますと、日本の職人さんの技術は素晴らしいと思えます。そして、技術はもちろんのこと、当時の材料は素晴らしいですね。
隅木の納め方などよく考えて造られています。 このような説明を聞きながら、ご一緒した友人Kさんから、彼女の設計した家の施工をしている大工さんが女性だということをお聞きして驚きました。
30代前半くらいの若さで、大工の技能五輪で優勝。現場でも身軽で動きも良くて力があり、軽々と梁材も持ち上げるとか。
設計者との話もでき、方法も提案も対処も完璧とのことで現場でも一目置かれているそうです。素晴らしいですね。最近は、女性も職人さんの世界で活躍される方が多いようです。
細身だけど、力持ち。
仕事もテキパキこなして日常は普通の可愛らしい女の子に戻るそうです。

壁に模様が浮き出ているのは経年劣化でシミのようになってしまったワケではなく、経年変化でこうした模様が浮き出てくるように当時の左官職人さんが考案したそうです。ご一緒した友人の記憶では、左官職人の久住さんがそのようにお話しされていたとか。一緒に新しいことを学べたり、今までに自分には無い知識を学んだり、教えていただけることが同業者の友人と勉強会をするメリットです。


そんな話もしながら、学芸員の方と高橋さんに各部屋を案内していただいてまわり、

神棚のある部屋へ。
当時、こちらの家主はクリスチャンとしてキリスト教を信仰されていたそうです。代々祀ってあるのは真言宗。信仰はキリスト教。私と一緒なので親近感。
我が家は、真言宗の檀家は妹が継いでいます。
他にも手作りの金物や照明、細工物の見所がたくさんあります。