
足利のお施主さん宅は今年で5年目。経年変化で木材の色が生地の色から焦げ茶色に変色中です。雨がかりの部分はグレー色に。10年経つころには全てシルバーグレー色に変わります。

ここ数年がちょうど、変化していく状況の為に木材部分にムラが出来て見栄え良くはありませんが、経年変化を知っていただく為にもお写真をアップしてみました。
材木の色の変化を見ることができるのは、無塗装だからです。文化財なども無塗装ですが、それはある程度管理され、手加工された材木を使うことが必要です。

注意していただきたいのは、建物から植物をなるべく離すことです。湿気や結露を呼ぶものは、建物をカビさせたり、劣化させます。また、竹や、桜など、地下に横這いに根を張るものは2m以上は離さないとなりません。
基礎を傷める原因にもなり、地盤を持ち上げてしまいます。旧家などで素晴らしい庭を持っていらっしゃる家では、昔の知恵で、地下に根が張らないよう、建物を傷めないような細工を庭師と云われる職方さん達がしていることが多いです。
ご参考にしていただければ幸いです。