
宮大工のモリさんと数寄屋大工さん、電気屋の本山さんの3人が本日の現場。
お昼は、奥さまと2人ランチ。
竣工に向けて色々が形として見えてくる中で、お施主さんの思う事も周りに伝えるのが設計者の役割です。
住まいの設計をお引き受けする時、その時にやるかやらないかの判断ではなく、ご縁をいただいた時から長くお付き合い出来るか?時間はかかりますが、ご自身達の暮らしの中に設計者も加えていただけるような信頼関係を築くことが出来るかが重要になってきます。
夫婦でも、一緒に暮らし始めるとお互いの考え方の違いが出てくるものです。ですが、相手の思考や好みなどを長い時間をかけて共有することで理解し合えます。
住まいづくりもその感覚が大切です。
店舗や公共の施設の設計をお受けするのとはまた別で、個人の住宅にも対応する設計事務所の大部分が同じ考えで設計依頼を受けていると思います。

お手製のコーヒーゼリーデザート。
お三時に職人さん達にも出すので食べて見て、と奥様。とても美味しく頂きました。
最近は、テレビでお宅拝見などの番組が多いのですね。お施主さんは私の為にしっかりとビデオを録画して居てくださって、一緒に観ています。お施主さんと過ごす時間は私のほうも色々聞いていただいたりして和やかなひと時、ホッとします。


漆喰もここ最近の雨で、急な乾燥を防ぐ事が出来て良い色合いに変化しています。また、2階からのお庭の眺めが思った通りの場所にきて良い感じになりました。
部屋内からの外の眺めも大切なので、既存の窓の位置から変更しています。

浴室から出た部分にタオルバーを掛けるところに板を貼って頂きました。
上部は、歯ブラシやコップを置ける程度の棚が付きます。下部をタオルバーに考えたのはお施主さんです。設計当初は収納スペースになって居ましたが見積もり調整の時点で考えた方法。
出来上がって見ますと、使い勝手からしてもとても良い感じです。
横着かも知れませんが、浴室からも、タオルや歯ブラシ、コップにも手が届きますから便利に使うことができます。住宅は、こうした少しの事でも気がつくことが出来るか?が肝心です。
今週末は、お天気は良さそうです。休日に晴れると気持ちも快晴!また週末まで頑張ります。