
志木の家古民家改修の現場。
外壁の仮囲いが一部外れましたので、全体が見えるようになりました。
束の部分に貫がこれから。縁側周りに足固めが入ると見栄えにもバランスが取れるようになります。
既存の建具は宮島建具店の高橋トシさんが綺麗に掃除して建付けを行いました。内部では、棟梁のホリさんが建物の歪みを治しながら肝心な部分を手がけてくださっています。
玄関枠周りも立派になりました。

楢の一枚板の机。奥行き500mm,厚み38mm皮付きで挽いていたのを宮大工のモリさんが鉋かけたものをコイドさんが取り付けました。
2階は数寄屋大工のコイドさんが丁寧に造作中。1階の廊下周りはシュウタロウくん。綺麗な加工です。

で、先日の戸袋は。。。
中心の押渕がポイントになっていい感じ。
写真のプレイルーム(ワンちゃん部屋)も枠周りが出来て部屋の形が出来てきました。
奥さまは『ここで充分生活できそう』と仰って。喜んでいただいて設計者冥利につきます。家全体を有効に活用できるように間取りを作りましたので、これからは、お庭の景色を眺めたり、お料理も楽しんで頂ければ嬉しいです。
私がどの建物でも大切にしているのは、開口部からの景色の見え方です。
亡き祖父が、『家庭とは庭のある家と書く』と言っていたのを子供ながらに聞いていたのが設計する度に記憶が蘇ります。