雪降る中の現場「断熱性能」
2015年 01月 31日



中ではお湯を沸かしたり?写真は数寄屋大工さんの湯沸しするための機器。棟梁のホリさんも持っているそうなので職人さん達の必需品?なのでしょうか。現場で、お湯が沸いているだけでも温かさがちがうような気がします。
2月は生まれ月。浅間山荘事件が起きた日はお産の為に入院していた母が病室から眺めた景色は辺りいちめん銀世界だったそうです。人の体調は生まれ月から1か月前後は体調が不安定になるとお聞きしたことがありますが、雪降る季節は嫌いではありません。むしろ、雪の中で埋もれることは好きです。
室内で作業をするには寒いので、デスクワークの時期は苦手な季節になります。今年はこの時期に現場で職人さん達は大変ですが私にとっては設計監理が体にも良いことになっています。


この上り框の寸法・意匠を指定したのは私ですが、実際に製作過程を見て居ると、玄関で目立つ存在になりそうです。設計主旨をよく確認して聞いて下さるのでありがたいです。
「どんなことでも、できないことはなけど、手間はかかるよ!」というのがホリさんスタイルですが、イメージ以上に良い仕上がりになります。


足触りが冷たく無く、温かさを感じる石です。浴室によく使われる石ですが、最近ではユニットバスが多い為、温泉地の旅館などで見ることがあってもこうした在来工法の浴室を知らない方も居るのでは無いかと思います。こうした浴室は寒い?イメージが一般的にはありますが、断熱材打ち込みで防水をしっかりとまわして仕上げると肌寒いという感じはありません。特に寒い日はビルトインした暖房乾燥機器を付けていただくと快適です。私の住まいも何度か写真でお見せしていますが、15年経った現在でも壁に貼った桧も腐ることなく黒ずむということも今のところ無く、寒いこの時期も難なく入浴することが出来ます。
2階はすっぽりと包まれて温かく・・・数寄屋大工の小井土さんが細かい造作部分などを丁寧に加工してくださっています。建具職人見習いのKさんのお腹と首回りが不自然なふくらみがあるのを発見しましたので、聞いてみると切れ端の断熱材を体に巻き付けていました(苦笑)今回、利用した断熱材はロールで届くのでどこからでも現場でカットが可能な為、端材が出ます。親方も知ってはいますが、綿のようで非常に温かいとのこと。
色々な発想をするので、面白いですネ!私も断熱性能の確認ができ、確証を得ることができました。
お施主さんも寛容ですし、工期が長いので現場の雰囲気も和気藹々です。そうした中で若い職人さん達が入っていますので楽しく仕事をする中で技術も伸びて行きます。
棟梁のホリさんも作業をしながら見守る様子で的確な指示をしています。だいぶ出来上がってきましたので、天井・床が張り終えると、建具や作業場で製作いただいている家具が入るのも間もなくです。




製作図も応援していただいていますので、納まりなどを詰めるのに私も一緒に居ますが色々と勉強になることも多いです。設計と製作者で図面に描くものが違いますので、その都度どのように組み立てていくのかはリフォームの場合は現場の寸法もありそれぞれ異なります。
私もまた本日も事務所と現場に行きます。
