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良いお年を!!「仕事納め」

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今年最後の仕事は古民家の現場。数日前に東北へ行き、仕事納めは埼玉の地元で。

6寸八角形の木曽桧芯去り四方無地の柱が引き立ちます。
こちらの古民家で使った材は、床・天井・造作・構造材は木曾桧・木曾ヒバ・木曾楢・天竜杉などの国産材です。人工のものではない天然の材を丸太から仕入れています。社寺や文化財を手がける職人さんならでは。小さくなった端材も建具や埋め木などに使用して材を捨ててしまうようなことをしません。

大工さん達が仕事をあがった後、夜遅くまで電気工事の本山さんが配線工事をしてくださっています。
本日が最終日ですが、既存建物で真壁&土壁の古民家の配線工事は大変です。出来るだけ配線を見せない工夫を設計段階でも検討して居ますが、事前打ち合わせをして更に、着工後も何度か現場を見に来て、また再検討という作業をしています。
構造材でも材寸の3分の1以下の部分であれば配線などの為に欠き取ることはOKとされていますが、築年数がある古民家は、木材の年数が経っていますから、既存の材を大きく欠くということはしたくありません。PS(パイプシャフト)を物入れの中などに作ったりして、ある程度は逃げを設けることが必要です。
構造が絡む部分は見栄えよりも建てものを長持ちさせるように考えることが優先です。
食事をしながら、着工前に遅くまで図面での打ち合わせにもお付き合いいただいて始まった配線工事です。

玄関を入り、真正面に高さ6m近くある八角形六寸の柱。それを中心に階段がL字に上っているこの部分は今回の古民家改修の中で設計者側としてはメインの部分です。
お施主さんのご要望は「楽しくお料理ができるコダワリのキッチンと犬と快適に暮らせる家」です。
ビルトインコンロは下記。最近のコンロは火災防止機能もついて安全で使いやすくなりましたね。※
デリシアグリル

モノクロで撮影。建具屋さんがこの柱を漆塗にしてくださるとのことで、
本日が私の仕事納めです。
設計段階では120∮のカシュー塗りの丸柱を入れていました。ですが、解体してみて職人さん、構造事務所を入れて再検討。180∮にする必要があるということから、八角形にしていただきました。
そのような事情から、大切にしていた材が出て行くことになったということで綺麗に仕上げていただいてカシュー塗りで素地を潰してしまうのも勿体ないのでカシュー塗りから、建具屋さんからの希望<ワガママ?笑>もあり、お施主さんにもお話をして生漆塗りにしました。塗りたての飴色から少しずつ濃く変色しますので、年月を経て楽しんでいただけると思います。

大工さんや職人さん達もお正月はご実家で過ごすのに国(故郷)に帰ります。
by atelier-kirara | 2014-12-28 22:58 | ◆S邸古民家再生・改修 | Comments(0)

日常のこと建築のこと気ままに書いています。気長にお付き合い頂ければ幸いです。アトリエきらら 小林輝子


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