FRP防水・枠周り工事
2014年 12月 08日

お施主さんが初めて防水工事の施工現場を見たとお話しされて居て、FRP防水の施工を観察できるのは建て主さんとしては稀だと思います。(財)住宅保証機構の10年保障を受ける住宅では、バルコニーの防水などはガラスマット補強材を2層以上、2プライとの規定があります。
下地材の不陸補正や角を落とし、プライマー塗布、材が動く性質を考慮してパテ埋め、ガラスマット、ポリエステル樹脂含浸、サンダー、樹脂塗布、トップコートという手順で施工されます。


こちらでは、棟梁のホリさんと建具屋のツッチーさんが出窓の納まりなどを検討中。(ツッチーさんは現場の材料の上などで施工納まり図を書いてくださっています。ホリさんはそこらへんの切れ端などに板図で説明してくれます。)枠を一枚板で443mm出すので歪み取りをしていますが、幅が2間半の大きな材料です。
増築部分の内部が着々と出来上がりつつありますが、枠が付いたりするとお施主さんもイメージし易くなるようで窓が大きさも確認でき、明るくなったと喜んでくださっていますので、ひとまずホッとしています。
先ず、計画の際に防犯ということも頭に入れて設計しますが、メインの窓は景色を部屋の中から楽しむものというのが私のコダワリなのでそこは守りたい部分です。
明るい・暗い・温かい・寒いといった感覚の部分は人それぞれなので難しいところですが、材料にとっても良い環境を保ちつつ、これからは家の中でコートが必要にならない性能までもっていきます。

建具屋のKさんと数寄屋大工のKさん、昼食前のお掃除&かたずけ。いつも現場が綺麗です。
by atelier-kirara
| 2014-12-08 08:00
| S邸古民家再生・改修
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