古い材を磨く
2014年 10月 27日

元々あった柱や梁材はケヤキです。若い職人さんのKさんが他の場所へ転用したモノも含めて綺麗に布で日数かけて磨いてくれています。
薬剤で汚れやシミなどを取ってしまうところが多いですが、この現場でもそのようなことはしません。材木が傷まない薬剤とは言いますが、それでも薬剤は化学成分から出来ていますから影響が出ないと言うことは無いとのことです。
少しでも傷めないように、また再利用できるように綺麗に時間をかけて磨くことが材木にとっても一番良いというのが古い文化財に携わっている職人さんの意思でもあり、私の考えでもあります。
周辺の木々は色づいて少しずつ、秋の気配。すっかり朝夕は冷えるようになりました。