見積書作成

来年の正月明けから着工するお施主さん宅の見積もり作成。
木製建具の製作が多いこともあって、仕事を終えてあがってきた建具屋さんや大工さんなどもお付き合いいただいて夜10時頃まで見積もり残業。
ガラスはガラスメーカーの問屋さんに急ぎの見積もり発注。内装の家具製作や素材の部分は調べてどのくらいの金額で入るかを調整。
見積を取ると言うことは、ある程度大きな建設会社（ゼネコン等）の積算部のような専門の部署（積算・見積もりだけを担当する部）が無い限りは職人さんや、現場監督が仕事あがりに遅くまで残業するということになります。
硝子のように外に出す見積もりもある為、見積もりが急ぎの場合は、その先の人達の残業経費もかかってきています。「見積もりはタダ」という風潮がありますが、仕事を持ち、働いたことのある方なら誰でもわかるハズでそこには色々な人の労力（作業時間）が発生していますから、見積もりがタダというのは正解ではありません。
適正な見積もりがされているか？見積もりを取ることは大切です。ですから、やみくもに取ってはいけないもので、競うように簡単に見積もりをいくらでも出してくるところは要注意です。

この日は一日中、色々な職方に見積もりを作成してもらっているそばからひとつひとつをチェックしました。器具などは私のほうでメーカー指定したモノの上代を調べ、そこから工事屋さんと相談の上、仕入れ値を割り出していきます。

直接施工ということもあり、リーズナブルに思った通りの見積もりが出ました。
というより、見積もりしているそばからずっと見て居ましたので、細かい部分までの相談とチェックが出来ました。
お施主さんのほうからはOKが出て、多少の増減は許容範囲とのことで来年着工することになります。寒い季節なので、職人さんのほうも安全管理に更に気を付けなければなりません。私も久しぶりに現場用の防寒着を箪笥の奥から出すようになると思います。