吹抜け
2014年 10月 17日

高くなった天井から射しこむ光が明るく、お施主さんも職人さんもびっくり!薄暗くなってきた時間でしたが、それがまたブルーの光を帯びて優しい雰囲気に、しばらくの間、皆で上を向いて眺めていました。
露わになった梁を、あの八角形の柱を削ってくれた若い職人さんが丁寧に鉋をかけています。その様子は、とても嬉しそう。木が本当に好きなのでしょう、梁を抱きしめるように磨いて居ました。
この日は、2軒の現場周りに1軒実施設計中の打ち合わせ。
文化財や社寺の現場などで職人さん達はお休みが来年先まで無い状況の中、これから(来年)着工の案件は、施工図や家具施工詳細図は私のほうで描くことに。設計事務所として書くスペックのものを超えています。今までの資料などが参考にならずに直接、建具職人の高橋さんに教わりながらですが実際の細かい部材まで寸法を把握できることから見積もりも出来るようになるため、色々が今回の仕事から得るモノが大きいです。
仕事が来年先まで続くことになっていることは個人の事務所としてはありがたいことです。
設計事務所としての施工設計監理も怠らず、施工管理のほうも兼ねます。
現場からは小まめに質疑がきますので、お施主さんにも監理の際に報告をしながら進めています。
無理のないペースで仕事をさせていただけているお施主さん方々にも感謝です。