宿り木
2014年 10月 15日
9月・10月はこの言葉が身に沁みます。もし私が仕事に意欲を失う時があれば、それは体調不良か気持ちが落ち込んでいる時です。「最初会ったときから少し元気が無いと思ったけど、どうしたの?」地鎮祭りを終えた友達に言われハッとしました。
いけない・・・直ぐに顔に出る性質なので。私にとっては、困るところなのですが、解りやすくて良いよ、と周りは言います。秋口の少し涼しくなった頃に・・こんなことを書くと、心配されてしまうと思いますが大丈夫です、マザー・テレサの言葉が解るような気がします。喜んでくださる顔を見るのが私の楽しみですから・・・間取りを考えている時、「自分の家庭で叶えられなかったことをお施主さんの家庭で叶えることが生きがいになっている・・・」という感覚があります。
もちろん、それぞれの家庭で状況は違いますので100あれば100通りの暮らしがあり、間取りも同じということはあり得ません。
これが生きがいになっているとしたら、余程の環境の変化が無い限りは生涯設計のお仕事を続けて行くと思います。お引き渡したら、私の監理からは外れますがそうであっても、最後まで、見とどけたいという思いがあります。森の中では、写真のように丸太には宿り木や赤ちゃんがちゃんと宿っています。木の生命力は果てしなく無限。出どころのしっかりした材木を使うことで安心に住むことができます。今、お施主さん宅に大量に卸している材はこんなところの材を使って居ます。