芸術祭
2014年 01月 27日

私の場合は、建築の空間にこれらを取り入れたものづくりのご提案も行って居ます。
写真は、そういった意味でコラボレーションしているW先生。

車を大切にされている建て主さんも多い中、嬉しいプレゼント。

五重の塔に使われている芯柱も縮尺のもので再現。地震で過去に倒壊したことがないということでスカイツリーの構造でもその原理に基づいて建てられたことをご存じの方は多いと思います。
柱一本さえも力の流れを考えて刻まれ、組まれている模型に、お子さん達も大人も興味津々。
工業製品が蔓延る中、本当は私達の育ってきた環境から体が、自然とこのような木が本来持つぬくもりや丈夫さを求めていることに気がつきました。

柱、梁などが金物で止められて壁の中に隠れてしまう家が多い中、私が展示させて頂きましたのは梁、柱、そして床や天井の垂木までも家の部材の荷重や構造体を形成するものとして全てが仕上げとして見える作り。設計事務所としての役割は、それぞれの用途に応じた居心地の良い間取りや空間、構造検証、現場の監理を担います。
小学生の女の子2人が、『畳があってお庭が見えて。玄関広くて、いいなー、私、こういうお家好きです。癒やされます。』と感想を言ってくださったことに、とても嬉しくなりました。他にも来場頂いたお子さん連れの方々も意外とこのような家が好きな方が居たことに驚きました。
最近の小学生はしっかりしていますね。畳を知らない子供が居ると聞いて居ましたが、来場されたお子さんは畳の部屋でお炬燵が寛げるというイメージを持っていて、知らないというお子さんは居ませんでした。まだまだ、こうした伝統文化の良いものを形として残せるという希望が出来ました。
遠路よりいらした方々にも感謝です。
by atelier-kirara
| 2014-01-27 05:57
| 仕事諸々
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