収納や棚
2012年 06月 08日

<パクチーの花だそうです。白くて小さな可愛らしい花。私は初めて見ました。今は食べる季節ではないとのことで残念>
少し前に久しぶりにお店を訪ねてみました。鍋を振るうきららさん。中華鍋は重たいですから、毎日お店で振るうのは大変なはずです。中華料理にしても男性シェフが多いのはそういった理由があるからかも知れませんね。
ですが、彼女の作る炒め物はやはり美味しい。

最近カフェも始められたそう。ランチタイムに出している雲南省で採れた珈琲。お店の棚に飾っています。計画当初は本棚が取り付く予定でしたが、打ち合わせを重ね、無駄を省き、シンプルにした結果、ニッチになりましたが、これは正解でした。
小さな店舗では棚を増やすことにより、雑然となりやすい場合もあり、必要最低限の範囲まで収納や棚を減らすことで、雰囲気良く纏まります。
またそれを利用する方。つまり、施主さんがそれを許容し、いかに考えてディスプレイしてくれるかでその空間のイメージが同じものでも全く違ってきます。これはお店に限らず、住宅においても同じ。
計画当初は希望を取り入れると収納は増えていくものです。一回目の計画から何回かに分け、絞り込んで行くと少しずつプランも変わり、コンパクトに纏まります。それイコールコストも調整できますね。
数年間、出したことの無い、お蔵入りのモノって意外と多いと思います。そういったものを整理し、新しい暮らしでは遊びはあっても無駄が無いようにする為によく話し合うことが必要です。
竣工してから、店内にも店外にもメニュー表などの張り紙をあまりされないようにお願いしています。
今でも綺麗にしていただいているからこそ、居心地がよく、当初の雰囲気を保っています。とてもありがたいことです^^
ところで、パクチーの花言葉は「隠された美しさ」
何気なく雑然としない暮らしができるのは見えないところまでもきちんと整理して無駄を省く、必要最低限のものだけを持ち、シンプルに暮らすということです。