朝から大きな箱に梱包された荷物が届きました。とっても重たい・・・のですけど?
開けてみると、母がお茶で使うお茶碗、水差の他、湯呑み、夫婦湯呑などが続々とでてきました。桐箱には窯元と作家、印が押してあります。紐は京都産ですね。
幾重にも丁寧に梱包されています。割れたら大変です。ですが、器は使う為にありますし、お茶を立てる度にしっくりとした色合いになって艶が出てきます。遣えば遣うほど器も趣深いものになる。・・・・・木の無垢材も同じですね。
ここからは、お好きな方、ご覧ください(苦笑)私も食器の趣味がありますが、今はしていません。実家の和室の片隅でずっとお蔵入りしているので、使用されずにあるのは勿体無いです。
今回送られてきたものは、唐津焼きの窯元から。大ぶりな茶碗です。ベージュ系の綺麗な色。手にしっくり馴染みます。
続いて水指(みずさし)。茶碗をすすいだり、茶釜に水を足したりして点前座に据える道具です。先程のお茶碗は後継ぎされている息子さんの作品。水指はお父様の作品だそうです。お父様が作られたものは売り切れ次第でしょう。唐津焼でも色味が独特です。深く青みがかった色は青鼠ぽく、綺麗ですね。
こちらは、湯呑み。唐津焼らしさのある色です。母は実際、佐賀県の窯元まで行って購入してきたのですが、絵唐津と散々迷ったようです。こちらのほうがシンプルなので、ちょうど手持ちの茶托で間に合いそうです。茶托、「鎌倉彫」ですが、こちらの作家さん、ちょっと変わった(個性的?)おじいさん。
なんですか・・・、私の周りには少し個性的な知人が多いのですが、そのほうが楽しくて良いですよ(笑)
こちらは萩焼。窯元で母が購入してきたもの。年に数回、女学校時代のお友達と旅行に出かける母のお土産は殆どが茶菓子と茶道具。茶道は若いころから続けてきた唯一の楽しみですから。お裁縫もお菓子づくりも今はしていません。
こちらは、織部。伊勢に行った際に購入。織部らしい「おりべ」という言い回しは?かもしれませんが、木箱を見なくても、器を見れば色合いや絵柄からすぐにわかりますね。
棗(なつめ)の隣にある器の柄も少し独特?椿が描かれているのでしょうか?沖縄の窯元です。棗は抹茶を入れる木製漆塗りの容器。私が写真を撮り出しましたら、母が数点出して来ましたので折角なのでblogにUPしました。
上棚の大皿は大分県日田市にある小鹿田焼(おんたやき)の窯元で私からのお土産。下段手前は石川県金沢を旅行した際にやはり、窯元で購入した九谷焼。奥は佐賀県産の伊万里。
他にはこんなもの。母が粘土で作ったお人形や、左奥の壷は益子焼。益子焼はたくさんありますよ。栃木出身ですから。
全てが和紙で出来ている収納箱。ハンドメイド品です。リリアンの糸をほぐして風景画刺繍をしてみたり、お菓子づくりをご近所さんや学校の先生に教えたり、色々していた母。私のお洋服も。高校生になるまでは母のハンドメイド。私はお誘いされたら、陶芸はやりますが、母が陶芸している姿は見たことが無く、もっぱら、購入専門。
築35年にもなると、家族の歴史を語るべく、物もたくさんありますね。一軒の家を建替える際には是非整理整頓を!まだしばらく実家はこのままかと思いますが・・・。