実家のリフォーム(エコポイント)
2010年 05月 09日


実家はリビングだけ改修中。冬は寒くて居られないと前々から母が辛そうにしていた為、妹がリフォーム部門のほうを手配。現場は仕事から帰ってきてから私が見ていますが、リフォームは解体してから解る部分が多いですね。「欠陥」では無く、「手抜き」施工されているところがあちこち見られます。
数年経ってから改修しそうなところは「きちんと施工しました」風に見えるようにしてありますが、大規模に改修しなくては解らないところで手抜きが行われていて最悪です。


35年ぶりに姿を現した天井と壁の中。大工さんができるだけ補強をして下さっていますネ。実家の状態を見て前々から感じていましたが、壊してみて・・・「やっぱり」という気持ち。先週から着工していますが、毎日お一人でコツコツと作られている大工さん。造作もお頼みしたら出来そうな仕事ぶりですから、お聞きすると10年前くらいまではプレカットに頼らず、墨付け、手刻みして仕事をされていたとのこと。
大工さんの手間代は一日の仕事からすると、内容にもよりますが決して高くはありません。
プレカットにすることにより、どの家でも構造材の品質を一定にすることも出来、大工手間も減りました。その反面、構造強度を左右する見えない部分での内部割れの問題などが起こる場合も出てきています。最近では内部割れを防ぐ動きがありますので、材木屋さんによっては高温乾燥を避け、半分自然乾燥などを取り入れているところもあります。
最終的にはそれぞれの良し悪しを知って、どの工法が一番安心して住めるのかはそこに暮らす方の判断によると思います。
実家はそれでも、築35年ですから、性能や機能は別としても建築物は大きな災害などに見舞われない限りはどんなモノでも持つのですね。
昭和50年代の頃に流行った?という一部鉄骨の梁(写真左)。一般的に木造で構造体が造られている一部に鉄骨の梁を入れる場合、柱の小径などにも気を使い、性能基準を満たした設計をしていなければ危険です。
実家の改修は今月いっぱい。最初は二重サッシを入れるだけの予定でしたが、全て剥がして断熱、補強、二重サッシまですることになりましたので、リフォーム版エコポイントを活用します。折角ですから私のほうで手続き。最近は、常時使用する部屋を重点的に改修するというのが増えています。全てリフォームできたら気持ち良いものですが、予算もありますのでいつも過ごすお部屋が快適に使えれば良いと思います。
今日は部屋で別件、来年の着工目指して図面描いています。「茶室」があります。


にほんブログ村