人気ブログランキング | 話題のタグを見る

【雲南珈琲、プーアル茶と白酒】食文化

【雲南珈琲、プーアル茶と白酒】食文化_a0129492_15554126.jpeg
スターバックスで使用している珈琲豆が雲南省が産地だということをご存知でしょうか?
プーアル茶は有名ですが、珈琲豆も同じくらいに有名です。ジャコウネコの香りを付けた珈琲豆も雲南が発祥の地です。
地元の珈琲店に寄りました。普通のブラックからいただいてみましたが、焙煎方法が異なると思いますが、濃厚です。苦味はありません。濃いグリーン系の豆が雲南省珈琲です。
雲南省には25種類の少数民族が住んでいると云われていますが、ラオスやミャンマー、タイやチベットの国境にも近いので、そちらの民族の出入りも多く中国という感じがありません。言葉も、北京の標準語と文章の構成も違います。
拠って、私も今回は少数民族御出身のお施主さんが居なくてはこれだけフリーには動けませんでした。
【雲南珈琲、プーアル茶と白酒】食文化_a0129492_16060556.jpeg
【雲南珈琲、プーアル茶と白酒】食文化_a0129492_16075730.jpeg
マオさんの茶房にも何度かより、プーアル茶の茶葉のお話を聞きました。
【雲南珈琲、プーアル茶と白酒】食文化_a0129492_16105121.jpeg
こちらの写真は人工的に作られた茶畑。
外国への出荷の殆どが、自然のものと、茶畑から採れたものを混ぜて売られているそうです。
マオさんが苦労してようやく作られた茶房は小さいですが、水の音が聞こえ小粒で落ち着く洗練された空間です。
【雲南珈琲、プーアル茶と白酒】食文化_a0129492_16171650.jpeg
昼食は、白酒製造している民族の方の村へ。高床式の木造の家だったものがこの10年でコンクリートに変わったとか。
ゴムの木を植えることで、生活が潤ったそうですが、その一方でで環境破壊が進んだそうです。政府も、水を多く吸い上げてしまうゴムの木が世界でも貴重な原生林の地を壊してしまうことを危惧し、保護の方向で動いているようです。私としては、亜熱帯の地域では木造高床式の工法はその地に適した建築様式だと認識して居ましたので、それが無くなりつつあることに残念な気持ちでした。
日本国内でも、コンクリート造りによる色々な不具合や欠陥事項が出ている中、建築家の隈研吾氏がこれからは、世界は木造の時代に入ると言ったことに賛同できます。
白酒はトウモロコシを発酵させて作ります。出来具合いにより、アルコール度数が、58度〜60度を超えるモノ、まちまちです。勧められるも、強いので、お猪口半分が一口で精一杯。
私の代わりにお酒の強〜い松尾さんが代わりに残りを飲んでくださって『カンペーイ』
たくさん並ぶ料理の中には、NHKの特別番組でも放送された牛の内蔵を潰した生肉と香草、唐辛子などを混ぜたペースト状のものが。
『民族の食べ物なので食べてみて、食べたら、白酒飲んでください』ようするに、白酒のアルコール度数が高いのは、食べ物に関係していたことがわかりました。
食べ物に、当たらないようにする為です。

by atelier-kirara | 2015-10-25 15:55 | Comments(0)

日々の暮らしのこと建築のことなど書いています。お付き合い頂ければ幸いです。


by atelier-kirara